[ぼらぷらSDGs小論文]

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『私がこの研修を通して感じた大切なこと』

小論文

『私がこの研修を通して感じた大切なこと』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私がこのカンボジア研修を通して感じたことは「先進国である日本に比べ、発展途上国であるカンボジアは道路などのインフラ整備、教育、医療の不十分さ」だ。
まず道路などのインフラ整備の点については、国道や主要道路などの整備はされているが、一本脇道や道を外れると整備が行き届いていない。歩道と車道の境目がない、センターラインはもちろんアスファルトの道路ですらない土の道路のためところどころへこんでいた。小さな石が落ちていたりしている場所もあった。歩道との境目がないため人と車の接触事故がある危険性を感じた。
次に教育の点については、今回の研修の要と言ってもいいが、実際に村の小学校に行った際教員不足や村の人たちの考え方の差を感じた。村では出稼ぎに行く人が多く教育への理解が得られていないのが現状だ。村では農業で生計を立てている人も多く天候に左右されやすい職業のため収入の安定のため出稼ぎに行っているのが現状だ。中には学校を自主辞退し、出稼ぎに行く子もいるそうだ。実際出稼ぎは主に力仕事が多く頭の良し悪しは関係ないため体力さえあれば、1日に8ドルから15ドルの収入があるが、労働環境はいいとは言えない。また、ただでさえ収入が安定していないのに制服や文房具を揃えるお金がないため教育と出稼ぎを天秤にかけた時に出稼ぎが取られる。
さらに訪問した村は、シェムリアップから車で一時間ほどの位置にあるため比較的近くに働く機会が多い。教育を受けることで得た知識を使い将来の選択肢を増やすためにも、教育に対する理解は必要不可欠だと思う。
最後に医療の不十分さという点については、カンボジアの国内には、小児科病院が2つしかなく、医師も治療も日本ほど行き届いていないのが現状だ。国内に2つしか無い小児科院に毎日に国中の患者が集まるため、一回の診察に何時間も半分外のような場所で待つことになっているのが見られた。現在16歳までは無償で診察ができるが、地方に住んでいたり病院に行くまでに使う車を持っていない家庭もあるためまだまだ行き届いていない部分がある。訪問者が入れる施設にある募金やネットサイトでできる募金で不足しているものを調達するための資金を集めているので、積極的に参加するべきだと感じた。
私が今回強く感じたのは、実際に現地に行くことや現地の人の話を聞き自分のような一個人でもできることがたくさんあると感じた。企業や非政府組織などを通じてボランティア活動に参加することはもちろん、ネット上の募金で助けられることもたくさんある。自分と同じように未来がある子供達のために、生まれた国が違うだけで持ち合わせた知能に差がない世界にするためにも教育や医療は必要不可欠であり、そんな未来を作るためにも同じ地球に住む人間としてできることを一つ一つ地道にしていき、周りの人にそのことを発信していくことが大切だということだ。

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