[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『私にできること。』

小論文

『私にできること。』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

今回、私は、カンボジアに行き、小児病院を訪問した。私が見た小児病院の待合室はさまざまな病気を持つたくさんの子供が1つの屋根のしたで詰めて長椅子に座っていて、屋根があるといっても、壁はなく、外の気温を直接的に感じる、そんな状態であった。この状態を見て私はとても衝撃を受けた。
そこで、小児病院の環境を整備するにはどうすればよいか考えた。
私の見たシェムリアップのアンコール小児病院は、日本の病院とは全く違い、壁もなければエアコンもなく、とてつもない暑さの中で子供たちは待っていた。その光景は日本ではありえない。また、コロナのように人から人に感染する病気を持つ子供やどんな病気にかかっているのか不明な子供もいるのであまり近くで見学はできないとガイドの人に言われた。衝撃だった。その時初めて、日本の医療が発展していることを実感した。その時、私は来る患者の人数に対して、病院の規模が小さすぎると感じた。この病院は世界中の国や企業の支援によって成り立っている。アンコール小児病院のような診察料が無料である病院が増えればよいなと考えた。
そのような病院を増やすためには、以下が必要だと考える。
1つ目は、医療従事者の確保である。経済産業省によると、患者一万人に対しての医師の数は1.7人で、明らかに足りていない。つまり、医師の数を増やす必要がある。そもそもなぜ医者が少ないのか。このような状況になった原因の1つは40年前までしていた内戦にあると考える。その内戦では、多くの知識人が殺されてしまった。そのため教育者がおらず知識が豊富な子供達を育てられなかったのである。今でこそ義務教育制度など、教育制度は回復しつつあるが、カンボジアの子供達の大学の進学率は5%であるのと同時に、医学部は学費がとても高い上、日本のような奨学金制度がなすいため、医学部に進学し、医師になるチャンスがある人はごく一部の子供達に限られる。
2つめは、お金についてだ。繰り返しになるが、アンコール小児病院は世界中の国や企業の支援で経営が成り立っている。支えてくれている国や企業からさらに支援を得るのはあまり現実的ではない。だからと言ってただの高校生である私が何か大きなことをするのは不可能である。だが、そんな非力な私でもカンボジアに行き直接見て感じたことを周りの人に共有することはできる。周りに共有するということを少しずつ少しずつ広げていければ、より多くの人に現状を知ってもらえる。
まとめると、上記の2点の問題を解決するためにできることは、今回のボランティアの1番の目的であった、カンボジアの村の学校に行き、直接子供達に、英語や日本語を教えに行くことだ。英語や日本語ができる子供達は、将来の選択肢がとても広くなり、知識が豊富になる。知識の豊富な人が増えれば増えるほど、カンボジアは豊かになっていくだろうと考える。

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