[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『仲間意識と環境支援』

小論文

『仲間意識と環境支援』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 今回参加した海外渡航研修の中で、カンボジアの現地の生活の様子や衛生環境・医療体制、子どもたちの教育環境などを初めて自分の目で見た。
 カンボジアの小学校では、飲み水用の水タンクが校庭の真ん中に一つだけおいてあり、一つのコップを使いまわしていた。また、日本ではトイレのすぐ横に水道があり、手を洗うのが当たり前だが、現地の学校のトイレのすぐ横には手洗い場がなく、子どもたちは手を洗っていなかった。裸足でトイレに入る生徒も多く見受けられた。世界では23億人の人々が安全で衛生的なトイレを使えていない。衛生への意識はそれが可能である環境と余裕がなければ生まれない。だから、衛生環境をよくすることを強要は出来ないが、衛生環境を少しでも良くし健康を守るために、私たちはインフラ整備事業への募金など安全な水の環境を作る手助けをする必要があると考える。
 日本が概ね達成済みのSDGs項目は質の高い教育(目標4)と産業と技術革新(目標9)であり、ぼらぷらが行う道路の整地・水道の整備・教育ボランティアなどの事業の中でも日本の優れた産業技術と質の高い教育人材が生かされている。フランスの水・廃棄物処理大手のスエズはチュニジア・モロッコ・セネガルなどの旧植民地に対して、上下水道の整備やインフラの運営・保守など水分野の援助をしている。このように、世界中の国が得意分野を生かして支援しあい、国同士を高めあうことがSDGsの達成に繋がるのではないか。
 世界で学校に通えない子供は減少傾向にありつつも、発展途上国では、教材が足りない・教えられる教師が足りないなど、質の高い教育環境が整っていないせいで4年以上学校に通っていても読み書きができない子供が約1.5億人いる。学べないことで仕事に就けない。仕事に就けないことで十分に生きていけない。そのような家庭生まれた子供も学校に通えない、という負のループを止めなくてはいけない。
 また、人々の貧困の原因の一つは戦争である。戦争によって貧しくなった国では政府が経済を立て直すことに注力して、国民の生活を豊かにすることへの政策が十分でないため、社会的包摂と環境保全が疎かになってしまう。
 ぼらぷらの活動によって貧困解消が進められているトンレアップ村以外に、世界にはなにも手が付けられていない貧しい村が沢山あると思うので、すべての貧困に置かれた人々を取り残さないためには外部からの沢山の支援が要る。その支援とは、教育現場の整備やインフラ整備でなくとも、物資の資源からで良い。自分がカンボジアの小学校に寄付したゴムボールで楽しそうに遊ぶ子供たちの姿を見て、ほんの少しの援助でもこんなに人に喜んでもらえるのだなと思い、関わることの大切さを学んだ。そして、私のあたりまえだった生活環境がいかに恵まれているかを思い知った。もとは更地だった地球に、多くの人間が、地球上で毎日健康に秩序をもって暮らしていくことはとても難しいことなんだなと改めて感じた。
 カンボジアの小学校で出会った子供たちの笑顔と将来を守るためにも、すべての人が幸せに暮らしていける世界の実現に取り組んでいきたいと思えた。このように、他人ゴトではなく、自分ゴトにするためには何かしらの形で小さなことでも、関わることが一番大切なのではないか。『関わること』ではなく、『関わろうとすること』でも十分意味がある。関わって文化や実情を知ることで初めて、行動するために自分に何ができるか考えることができる。そして、その輪を周りに広げていくことが重要である。

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

大変満足 5つ星評価

受講前の気持ち

SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある

受講後の気持ち

一生モノの学びになった!
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!

研修を受講した理由を教えて下さい

高2の夏は勉強以外の自分の成長に時間を使える、高校生活最後の機会になるかもしれないと思い、何か挑戦したかった。日本から出て視野を広げたかった。以前カンボジア研修に参加した先生が「人生観が変わるからぜひ参加した方がいい」と言っていて気になったから。

研修を受講した感想は?

本当に参加してよかった。学校の友人たちと安全に現地視察ができて楽しかった。七日間の中で戦争の歴史を学んだり歴史ある遺跡を見たり現地の商業・文化に触れたり、子供たちや現地の人との出会いと別れを経験したり色々なことを考え気持ちを経験した。得るものがとても多かった。
自分の視野がいかに狭かったのか・世界の広さに気付いた。
今まではSDGsについて文面でしか触れたことがなかったが、カンボジアに行って自分の目で見たことで自分も世界をよりよくするために何か行動しようと思うことができた。
オンライン事前学習、事後学習が充実していて、観光して楽しんで終わりにならず充実感があって良かった。
参加する前は、ちゃんと授業ができるか、海外でうまくコミュニケーションが取れるか不安で応募をするか迷っていたが、思い切って参加してみて本当に良かったと思う。多くの人がこの研修に参加して、普段の私たちの生活から離れて世界の実情を目の当たりにして当事者意識を持って欲しいと思う。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

就活や受験の活動報告書に研修の修了証を利用したい。
カンボジアで見た美しい景色や感性を美術に取り入れたい。
SDGs達成のために小さなことから取り組みたい。
またぼらぷらのような研修に参加して発展途上国でボランティア活動をしたい。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

授業ボランティアや海外渡航に不安がある人も心配せずに挑戦してみてください。

ぼらぷらへ応援メッセージ

会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!

素敵な研修に参加させていただきありがとうございました。今後も活動を応援しています。

ふきだし

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