[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『カンボジア研修』

小論文

『カンボジア研修』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私は今回のカンボジア研修で世界にはまだ色々な課題があると思いました。
まず、カンボジアではトイレなどの衛生施設の普及率が世界の中では低い国の一つです。最近の統計によると、安全な水を手に入れられるのは全人口の40パーセントで、その中でもトイレなどの衛生施設を使用できるのは17パーセントしかおりません。世界では同じようにきれいな水を使えず不衛生なまま生活をし、それが病気の原因になっています。日本のように安全な水が使える国は世界に12か国しかないため、SDGsの安全な水とトイレを世界中にという目標の実現には途方もない労力と開発が必要なのだと感じました。
次に、村で授業体験をしたときに日本とはすごい違いがあると思いました。直接子供たちに勉強を教えたり講義をしたりするだけでなく、子供たちが教育を受けられるような環境を整えることも必要だと感じました。カンボジアでは教師や学校の数は増えてはいるが、教師の質が低いことや学校の設備が整ってないことが課題になっていると思いました。そのうえ、就職率は上がってきているが中退率も高くなっています。貧困家庭では子供が働きに出るため勉強する時間が取れず中退することが少なくありません。また、親が教育の重要性についてわかっていない家庭が多いのも理由の一つです。これらはSDGsの質の高い教育をみんなにという目標の達成に関連していると思いました。
他にも、アンコール小児病院にも行きました。病院ではカンボジア政府からの支援を受けて、思いやりのある、質の高い医療を提供するとともに、将来を担うカンボジアの医師、看護師の養成にも力をを注いでいます。しかし、日本と同等の医療をうけるために首都の私立病院に行く必要があり、高度な医療が必要になった場合はバンコクやシンガポールで受けるざるをえません。カンボジアの保健・衛生事情は未だ発展途上なため解決すべき課題が数多く残されています。
これらより、今回の体験で学んだことを生かしていきたいです。

前へ  |  次へ

一覧に戻る