[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『世界と貧困』

プレゼン資料
※動画内のスライドが見にくい方は、こちらをご確認ください

小論文

『世界と貧困』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

「私とSDGsと世界」
~世界の貧困~
あなたは貧困という状況に陥っている人々はどんな人々だと思いますか?
お金がない人、食べ物を食べれない人、教育を受けることができない人、働く場所がない人、などといった回答が一般的でしょう。
では、先進国と発展途上国ではどちらの方が貧困率が高いと思いますか?という質問についてはどうでしょうか。半分以上の人が発展途上国と答えると思います。事実上、5人に一人が1日1ドル25セント未満(日本円の177円)で暮らしているといったように、発展途上国の方がとても貧困率は高いです。
ここで私が主張したいことは、貧困支援の活動をするべきだということです。今や、日本ユニセフ協会、ワールド・ビジョン・ジャパン、国境なき子どもたち、e-Education.などといった貧困国を支援する団体があります。中学生や高校生までも参加できるボランティア活動が増えている中、支援活動に参加することの重要性を自身の実体験を含め、考えました。
1 貧困国はすべてが発展途上国ではない!?
先進国は発展途上国と比べると貧困層はあまりないと思っている人が多いように思いますが、実際そうではありません。
まず、貧困には大きく分けて二種類あり、先進国の貧困を表すのによく使われているのが相対的貧困です。相対的貧困率は、国民の所得の中央値の半分未満の所得しかない人々の割合を示すものです。
OCDEのFactbook2010(2000年代半ばのデータ)によると、当時のOECD加盟国30ヶ国のうちで、相対的貧困率がもっとも高かったのはメキシコ(約18.5%)、2番がトルコ(約17.5%)、3番目は米国(約17%)、そして日本は4番目(15%)でした。

このデータから先進国と認定されている国でも貧困率が高いということがわかります。世界で貧困をなくすという意識は大切ですが、自分たちの国でも貧困が問題とされているという意識を忘れてはいけません。日本でも活動しているボランティアの団体はたくさんあります。海外でのボランティア活動が不安だと思う人は、国内でそういった経験に挑戦してみるのも良いと思います。

②貧困=不幸にしないために
私は8月から10月まで「ぼるぷら」のオンラインSDGs海外ボランティア研修に参加させていただきました。そこでは二回、カンボジアの子供たちとオンラインで交流する機会がありました。私はこのLIVEアクティビティを終えて、貧困状態におかれている人への考えが大きく変わりました。参加する前の私は、暗くて大人しい子供たちと思っていましたが、実際はとても元気で日本語の知識も豊富でした。ほとんど日本語で話しかけているのに対し、日本語で一人一人答えてくれたことは本当に驚きました。テレビやスマホで見るニュースの中の貧困で苦しんでいる子供たちとはまったく違う印象でした。私は、たしかに現地へ行って、実際に子供たちの暮らしを見たというわけでも体験したというわけでもありません。しかし、画面越しにふれあった子供たちは笑顔が絶えず、楽しそうで、生きる希望に満ち溢れていました。
この経験から、貧困で苦しい状況でも支援の手が行き届けば人々に希望を与えることができるということがわかりました。100%その国の貧困状況をなくすということは、はっきり言って今すぐには不可能です。とても時間がかかってしまいます。でも、「ぼらぷら」の海外ボランティアのような支援活動をすることで、子供たちに環境が違くても生きる楽しさを届けることが必ずできると思います。

この2つのことから、私は多くの人がボランティア活動に参加するべきだと思いました。発展途上国、先進国という違いに構わず、世界中で貧困に苦しんでいる人々へ手を差し伸べることが必要です。また、貧困を世界からなくすために、という意識より世界中の人に笑顔を届ける、という意識を持つことが支援するのにあたってとても大切なことだと思います。
貧困で苦しんでいるすべての人々のためにもっとボランティア活動が多くの人によって行われる。そういった世の中になれば貧困は世界からなくなるのではないでしょうか。

発表会の様子

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