『現地で感じた違い 〜世界基準で考えるとは〜』
私は海外研修を通して学び感じたことを「安全な水とトイレを世界中に」「平和と公正をすべての人に」「質の高い教育をみんなに」の3つの観点から以下を論じる。
カンボジアに降り立ってまず最初に日本との大きな違いを感じたのはトイレに関してだった。
日本では駅やショッピングモールなどでは綺麗なトイレばかりで、公園などのトイレも定期的に清掃されていて、トイレットペーパーもきちんとあるのが当たり前だろう。しかし、カンボジアでは空港や最近できた施設にはトイレットペーパーがあるが、基本的にはトイレットペーパーがない。また、トイレットペーパーの有無に関わらずほぼ全てのトイレはトイレットペーパーを流すことができなかった。代わりにゴミ箱があり、そこに使用したトイレットペーパーを捨てるようになっていた。村の小学校のトイレは私がカンボジアで見たトイレの中で一番衛生面が気になったトイレであった。日本では水洗トイレの住宅の割合は90.7%だがカンボジアでは未だに多くの人々が屋外で排泄することが多い。適切な衛生施設を利用できる人の割合は都市部では67%、農村部ではたった18%である。
ベトナム戦争の最中、アメリカはカンボジア侵攻を行い当時の国王を追放した。ベトナム戦争が終結するとアメリカ軍は撤退し、代わりに親派のポル=ポトが政権を握った。ポル=ポト政権によって大虐殺が行われた刑場跡であるキリングフィールドでは絵や写真、当時使われていた道具などが展示してありそれを自分の目で見て、話を聞いて心が痛んだ。
ビニール袋で顔を覆い呼吸を困難にさせ、意識を失えば冷水をかけ強制的に起こさせ、処罰を繰り返したという。
ポル=ポト政権は極端な共産主義政党であった為、医師や教師らを「資本主義の手先」とみなし殺害した。その影響で今も教員の数が足りていない。また、カンボジアでは未だに教育に対する理解が足りない。特に村で暮らす人は出稼ぎに行き30%ほどの人しか村に残っていない状況だ。出稼ぎ先では体力のみが必要になる仕事が多く、学力を要さず学校に通わせる必要なないと考えてる親が多いのだ。私は村の小学校で日本語と英語の授業をした際、子ども達は大きな声で元気よく発音してくれてとても進行しやすく、高校生の私でも教育の場面で貢献できているのを感じることができ嬉しく思った。
私はこの経験を通して今まで映像や画像を通してでしか見たことがなかったが、現地に行った人にしか分からない事を多く肌で感じることができた。トイレなどの水回りや道路の整備がまだ完全ではなかったり、日本とは大きく違うことが分かった。戦争が終わってまだ30年も経っていないため、近くを歩いているおじいさんは実は戦争経験者という事にも驚いた。ベトナムやタイに挟まれ我慢の状態にあるということも初めて知った。ヨーロッパやアメリカは大々的に政治の問題が取り上げられるけど、東南アジアについてはまだそこまで取り上げられていないと感じた。アメリカとオーストラリアに行ったことがあるが、そこでホームステイを通して現地の生活や価値観を学んだと思い、そのような国と日本を基準として世界について考え、自分は世界を基準に物事について考えられていると思っていた。しかし、世界には先進国だけでなく発展途上国が多くある。私はその国々を考慮せず世界基準で考えていると勘違いしていたと強く実感した。大学生になったら、またこのようなボランティア活動に参加したり、旅行がてらに現地の人に貢献できる活動をしたい。自分が置かれている環境を当たり前に思わず、本当の意味で世界を基準として考え、行動していきたい。
大変満足
SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある
一生モノの学びになった!
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
中3の頃にオンラインでボランティアしたのがとてもいい経験になってます。今回は直接現地に行きたいと思って申し込みました!
またSDGsについても再確認したくて申し込みました。
今まで映像や画像を通してでしか見たことがなかったけど、現地に行った人にしかわからない事を多く肌で感じることができました。トイレなどの水回りや道路の整備がまだ完全ではなかったり、日本とは大きく違うことがわかりました。現地の人はみんな笑顔でとてもフレンドリーでした。小学校に行った時、車から降りた瞬間に子どもたちが寄ってきて、手を握ってくれたり、ハグしてくれたりしてとても可愛かったです。授業も大きな声で元気よく発音してくれてとてもやりやすかったです。戦争が終わってまだ30年も経っていないため、近くを歩いているおじいちゃんは実は戦争経験者という事にも驚きました。ベトナムやタイに挟まれ我慢の状態にあるということも初めて知りました。ヨーロッパやアメリカは大々的に政治の問題が取り上げられるけど、東南アジアについてはまだまだそこまで取り上げられていないなと思いました。
アンコールワット、アンコールトムはそれぞれの違いや至る所にあった彫刻の意味を知ることができました。日本の墨落書きなどもあって昔の日本人も訪れたと思うと親近感が湧きました。
授業ボランティアや遺跡巡り、カンボジアの歴史など様々なことをこの4日間で知ることができてよかったです。今度はもっと長い時間を過ごしたいです!
大学生になったら、またこのようなボランティア活動に参加したり、旅行がてらに現地の人に貢献できる活動をしたいです。
また、自分が置かれている環境を当たり前だと思わず、世界を基準として考えたり、行動することをしていきたいです。
少しでも興味があるなら挑戦してみるべきだと思います!現地でしかわからない事だらけでした!