『みんなが平等な世界を』
私は目標10の「人や国の不平等をなくそう」に着目して、この目標を達成するために自分にできることを考えた。
今回のボランティア研修でカンボジアの農村部にある小学校を訪れ、英語や日本語の授業を行った。そこでは、子どもたちが真剣に話を聞き、自ら手を挙げ発言する姿が多く見られた。生徒全員が手を挙げ、顔を輝かせて自分が発表したいと訴えてくるのだ。日本ではあまり見られない光景だったため、私はこの子どもたちの意欲的な姿に驚かされた。
活発な授業を行うことができた一方で、課題も多くあると感じた。それは学習環境における課題だ。子どもたちが使っていたのは、数が限られているため授業のときのみ学校から貸し出される教科書と、寄付された文房具だった。そして40℃近い気温の中、エアコンのない教室で授業を受けていた。私はここに日本とカンボジアの格差、「先進国」と「発展途上国」の格差を感じた。学びを深めるためには、意欲だけでなく十分な学習環境も必要である。まずはこの格差を埋めることが重要だと考える。
高校1年のときに、SDGsの探究学習があった。私は目標10の「人や国の不平等をなくそう」について調べ、そこでひとつの国の中でも「都市部」と「農村部」に格差があることを知った。農村部の極度の貧困率は都市部の3倍を超えると言われている。カンボジアを訪れて、都市部と農村部の街並みの違いを実際に目にした。建物や乗り物が全く異なり、貧富の差を強く感じた。このような格差はカンボジアだけでなく他の国でも見られる。そうした国々の生活の質を高めるためには、「先進国」と「発展途上国」における教育の格差だけでなく、ひとつの国の中の「都市部」と「農村部」における貧富の差も同時になくしていくことが必要である。
そのために私たちができることは2つある。1つ目は、募金をすることだ。小学校に訪れて子どもたちの様子を見たとき、私たち日本人が寄付したものが大いに役立っていると思った。ものが足りていない状況での学習環境を改善するためにも、募金をして文房具などを寄付したいと考える。2つ目はボランティア活動に参加することだ。今回のボランティア研修で私は初めて格差の実態を目の当たりにした。知識はあっても実際に見なくてはわからないこともあると感じた。そのため、ボランティア活動などに参加して実際に見て感じることが大切だと思った。
私はこのボランティア研修に参加してSDGsについて今まで以上に深く考え、自分にできることを探し出すことができた。今回学んだことや自分が目にした現状を発信して多くの人に知ってもらい、SDGsの目標達成に向かって行動していきたいと思う。
大変満足
将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい
一生モノの学びになった!
視野が広がった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
将来のために今回の研修のような経験をしたかったから。
初めての海外で不安でしたが、カンボジアが想像以上にいい国で、楽しみながらたくさんのことを学ぶことができました。とても貴重ないい経験ができて良かったです!
将来スポーツや健康に携わる仕事に就きたいと思っているので、仕事を通してSDGsの目標達成に向かって行けるような行動をしたいです。
ここでしかできない貴重な体験をぜひしてほしいです!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
いつかまた小学校のみんなに会いに行きたいです!今回は貴重な体験をさせていただきありがとうございました!