『貧困の真の問題とは』
貧困の真の問題とは何だろうか。
現在、世界には貧困に苦しむ人が7億960万人いると言われている。その半数は18歳未満の子供だ。彼らは毎日1ドル90セント未満、日本円に換算すると277円で毎日生活をしている。そのような生活を強いられている子供は学校に行くことができず、両親を手伝ったり農業をしたり毎日仕事をしている。そう言われても実感が湧く人は少ないだろう。しかし、私は海外研修の中で夜、雨の中市場でものを売る3歳から10歳ぐらいの子供たちをたくさん見て、そして声をかけられ驚いた。日本でこのような光景を見ることはないだろう。この体験から私は貧困について考えるようになった。
貧困による問題とは何だろう。例えばお金がないから学校に行けない、また働かなくてはならない。そして学校に行くことができず、安定した給与の良い仕事に就くことができずまた貧困に陥るという負のループにはまってしまう。病気になっても医療機関に行くことができない。海外研修で訪れた小児病院では創設についてのお話を伺ったが、近くに病院がないことやお金がないこと、医療について詳しく知らないことを理由に病気にかかっても病院に行くことができない子供がたくさんいるということを知った。また家具家電製品も満足に揃えることができないだろう。特にアフリカやアジアなどの暑い地域ではエアコンがないのは大変だ。電気がなければ日が沈んだ後生活しにくいだろうし、学校から帰ってきて暗い中で宿題をすることは難しい。海外研修に行った際、学校に電気もエアコンもない部屋で子供たちが勉強していることに衝撃を覚えた。エアコンや電気がある生活が当たり前になっている私にとって、今までの自分がどれだけ恵まれた環境で生活をし、勉強ができていたかを気づかせてくれた。他にも安全なトイレを設置することや安全な水を確保することができないだろう。排泄物がきちんと処理されていなければ細菌などが体内に侵入し下痢になってしまう。また、川や池で汲む水は安全かどうか分からない。実際、世界では年間約52万5000人の5歳未満の子供たちが下痢で命を落としている。安全なインフラは人の命に関わってくるのである。
これらから私は貧困の真の問題は貧困によって学校に行けない、良い仕事に就けない、病院に行けない、快適で安全な暮らしを営めないなど様々な問題を引き起こしてしまうことだと考える。また貧困問題の厄介なところは次の世代も貧困になるという負の連鎖が続きそこから抜け出すのが難しいことである。問題というのは一つだけでは終わらず、相互に作用しあっているというのを目の当たりにした。
ではこの「貧困」という問題を解決する一歩として私には何ができるのだろう。それは私が海外研修で感じたことを伝え、広めることだ。まずは自分の周りの家族や友人に伝えたいと思う。一人でも多くの人が今の世界の現状を知ることが大切だ。そして世界のこれからを考え続けることだ。どうすれば貧困問題は解決するのだろうか。ただ貧困から脱するのではなく、どうすれば貧困から引き起こされる問題すべてを解決できるのか。私は「どうすれば」を考え続けられる人になりたい。最後に行動を起こすことが大切だと考える。今あげたことは実際に行動に起こさなければ問題の解決には近づかない。しかし今の私は行動を起こすというのは目標が大きいと考える。そのため今は問題を考え続け大学で問題を解決するスキルを身に付け将来行動を起こし、実際に問題を解決することができる人になりたい。そしてこれからは常に問題の解決のために何ができるか考えることを意識して行動したい。
大変満足
SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、社会問題に興味がある
一生モノの学びになった!
すごく良かった!
いい経験になった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
ボランティアをしたいと思っていたからです。私は昔海外にいたのですが、その時私は路上にいるホームレスの人に何もすることができなかったので今回こそは自分から何か行動を起こしたいと思ったからです。
実際に現地に行ってみて、事前研修の動画では分からない現地でしか感じられないことがたくさんありました。日本では経験できない貴重な体験でした。参加する前はとても緊張していましたが、研修後はとても達成感と満足感でいっぱいです。この貴重な経験を大事にしたいです。
将来に活かし、自分にできる行動を考え続けたいです。
参加するか迷っているのならばぜひ参加してみてください。世界が広がります!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
とても充実した研修でした。ありがとうございました!