[ぼらぷらSDGs小論文]

紹介割コードin70680d19a
わたしのSDGsアクション

『カンボジアの小学校で先生をしながらの学び』

小論文

『カンボジアの小学校で先生をしながらの学び』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私は先日ぽらぷらのボランティアプログラムに参加してきました。カンボジアのトレンアップ村小学校というところにて授業ボランティアをしてきました。私は少し前から教師の仕事に興味があり、子供が好きだったこともあってこのプログラムに参加を決めました。それを通して現地の小学校は多面的に伸び代がたくさんあるなと感じました。特に実際の授業の進め方や教師陣の質について改善できる点が多くあるな、と感じました。世界中の人たちが協力し、全ての国、地域で教育の水準をあげていくことが必要だと感じました。

では私が実際に経験して感じたことを紹介していきたいと思います。
まず子供達の授業中の態度についてです。低学年はとても元気よく楽しく、高学年は楽しみながらもとても真剣に、学習することにとても前向きだと感じ、すごくいい雰囲気の生徒達、小学校だなと感じました。授業に対してとても意欲的に取り組んでいるのです。トレンアップ村小学校では「英語」と「日本語」生徒たちは学びます。またガンボジアでは「クメール語」というカンボジアの言葉を使いますが子供達は将来のため外国語を学びます。観光業が盛んなカンボジアでは外国語を学ぶことによってホテルマンやツアーガイドなど就職の幅が広がり就職先を見つけることができるので将来有利になります。そのため一生懸命に授業に臨むそうです。そして生徒たちは現地の先生とだけでなく、ボランティアできた私たちともとても距離が近く、私たちも一緒に時間を過ごしていてとても楽しかったです。これもトレンアップ村小学校の楽しくいい雰囲気ができている一つの要素だなと感じました。
次に実際の授業についてです。特に英語の授業についてですがまず授業準備の段階で驚いたのは生徒たちが読解する英語の文章のレベルがとても高いことです。私は小学六年生のクラスを担当したのですが日本の中学生が理解できるのか怪しいような比較級のはいった文章を扱っていました。授業が始まり、まず全員で音読をします。みんな臆することなく大きな声で音読ができていてとても素晴らしいなと思いました。しかし、子供たちに内容を理解しているのかと尋ねれば案の定というべきか、首を横に振るのです。しかし当然と言えばそうなのです。なぜなら私たちもまた高校の一度の授業で英語の文章を完璧にわかるはずないのです。ほとんどの場合で二、三度は授業をするはずです。しかし現地の先生に確認をとったところ、今回の文章は一度で終えて、次の授業の時には次の新しい文章に入ってしまうそうです。それだとよく内容を理解したことにはならないと私は思います。外国語の文章を読んで学ぶ時にはどんどん次にいくのではなく何度も何度も同じ文章を読むことのほうが私は大切だと考えています。なので授業内で扱っている文章のレベルが高いだけに少し勿体無い部分があるなと感じました。

これらから、やはりもっと質の高い授業が必要だと思うのです。そして必ず同じように高い水準の教育を求めてている場所があるはずなのです。ゆえに私は世界中、全ての人が協力して高い水準の教育をどこの国や地域にいても受けられる環境を作り上げていくことが必要だと考えます。

前へ  |  次へ

一覧に戻る