[ぼらぷらSDGs小論文]

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『貧困という心の病』

小論文

『貧困という心の病』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

近年、貧困家庭へ扶養手当が配給されたり、医療費負担を軽減したりと様々な支援が行われてきている。しかし、それらは子供を育てるという観点上での物質的貧困対策となっている。ここでは貧困に苦しむ家庭、特に保護者の方へのメンタルヘルスケアによる対策、その必要性について論じる。厚生労働省が実施した『労働者の収入とメンタルヘルス』の実験結果によると、職が不安定で収入が低い労働者は高収入の人々に比して相対的に3倍増でメンタルヘルスの不調リスクがあるそうだ。子供がいる場合、虐待やネグレクトにつながる可能性も高い。充分な愛情、教育を受けられなかった子供達は精神疾患へのリスクが高まり貧困のスパイラルが続いていく。
さらに、この問題は日本に限った問題ではない。発展途上国でも同様の問題が起こっているのだ。国連の調査によると、世界には推定1億〜1億5,000万人以上と多くのストレートチルドレンがいる。そのような子供達の中には自ら望んでストレートチルドレンになる子供も存在する。家庭崩壊で親と過ごすよりも路上で過ごす方が良いと考える子供が一定数いるからだ。この家庭崩壊には貧困が大きく関係している。貧困へのストレスを発散しようとお酒や薬物に依存し子供に性的・身体的暴力を振るう。
現在、埼玉県川口市では、パパママメーカープロジェクトが取り組まれている。行政や支援団体に頼ることが難しいとされている夜間に働くシングルマザーにフードパントリーによる支援を行うだけでなく、ミニ縁日など親子で楽しめるイベントを主催したり社会福祉士や心理士などの相談事業も行っている。物質的支援だけでなく、保護者の心のケアまで行っているのだ。
このような取り組みを世界中で普及させるべきだと考える。貧困家庭の保護者に対する心の支援を充実させることで孤立感を軽減させ子どもへの暴力など「貧困の二次災害」を防ぐことが出来る。
また、貧困に対する私たちの意識も変えていくべきだ。「貧困」と聞くとマイナスのイメージを持つ人も依然数多くいるという。実際、私の周りでも、ひとり親家庭で少し生活に困窮している子どもが揶揄われている様子を見かけたことがある。貧困状態にあることが差別や孤立を生み、自己否定感につながるような現在の環境を変えていく必要がある。
貧困問題は解決までに多くの人や時間を要する難しい問題である。だが、貧困が心の貧しさにつながる状況はどうだろうか?私たちの貧困に対する考え方を少しずつ改め、子供だけでなく保護者も生活に困窮していることを打ち明けられる環境を整えることはそれほど解決するのが難しいことなのだろうか?
給付金や食料を配布したりすることも重要だが、それと同時に貧困によって応じる心の病に寄り添っていくべきである。

発表会の様子

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

満足 4つ星評価

受講前の気持ち

コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、社会問題に興味がある

受講後の気持ち

視野が広がった!

研修を受講した理由を教えて下さい

子ども食堂でボランティアをしていて貧困問題に興味を持ち学んでみたいと考えたから。また、将来社会問題を取り扱うNGO団体で働きたいと考えているため。

研修を受講した感想は?

すごくいい経験になった。今までなんとなくでしか社会問題を知らなかったけど正しい知識が得られたのでよかった!

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

発展途上国のボランティアに実際に参加してみたい

これから受講される方へアドバイスお願いします!

頑張ってください!

ぼらぷらへ応援メッセージ

会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!

現地のスタッフさんのインタビュー動画を見て私も海外ボランティアに行ってみたいと思えました!これからも頑張ってください!

ふきだし

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