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『カンボジアで印象に残ったこと』

小論文

『カンボジアで印象に残ったこと』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私は今回のカンボジア研修で、様々な体験をしました。その中で最も興味深かったのは、伝統の森で見聞きしたことでした。伝統の森はシェムリアップの町からバスで1時間以上もかけて行くことができる場所にあり、とても遠いです。さらにその道はガタガタで、バスがジェットコースターのようでした。伝統の森では、蚕の繭から糸を作り、その糸を染め、織った布を売る産業がありました。養蚕から布を作るまでひとつの村で行なっていることがすごいと思いました。伝統の森は24ヘクタールほどで、その広さは東京ドーム約4個分だといいます。これは村に畑や森があるからです。周囲が沼や川なに囲まれていて、蚕の餌である桑が必要なことから、作物の栽培も行われています。村にはスタッフとなる大人が70人と、子供が80人ほど暮らしているそうです。伝統の森で作られている布はアンコールワットなどが建てられた時代の伝統的な織り物で、日本で言う着物のような立ち位置にあたる布だと聞きました。伝統の森では道具も手作りのものを使っていたり、染料も村で作ったりしています。村で作っているカンボジアシルクは作るまでに時間がかかりますが、その分長持ちするようです。カンボジアシルクは質が良く、コロナ前にはデザイナーが訪問してくることもあったそうです。他にも伝統の森でたくさんの興味深いお話を聞かせてもらうことができました。実際に糸を作って織っているところを見せてもらったり、糸や染料のもとを触らせてもらったりと、とても面白かったです。伝統的なものだけではなく、時代にあった新しい布も作っているそうなので、もっと詳しく調べてみたいと思いました。
ボランティアの村では、ボランティア活動として2日間教師役をやってきました。村の子供たちはみんなとても素直で可愛かったです。私は熱中症気味になってしまい、少し参加できなかったところもあったので、とても残念です。村はとても暑かったのですが、冷房がなく扇風機だけで暑さを凌いでいました。壁のない教室もありました。現地の子たちは普通に授業を受けていたので慣れれば大丈夫なのかもしれません。授業自体はある程度スムーズに進んだように思いましたが、教えるのに慣れていないせいでわかりづらい授業をしてしまったかもしれません。村の子たちと遊ぶこともありました。伝言ゲームが思ったより楽しんでもらえて安心しました。小さな女の子がずっと着いてきてくれてかわいかったです。
それから私はカンボジアの鶏に興味があります。日本にいる鶏とかなり見た目が違って不思議でしたが、かわいかったです。もう少し近くで見てみたかったです。
書ききれませんでしたが他にも、アンコールワットや博物館、地雷博物館、ナイトマーケット、などの様々な場所に行き、色々なことを経験することができました。カンボジアに着いてすぐは日本との違いに驚愕してばかりでしたが、面白かったです。

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