[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『カンボジアの教育の現状』

プレゼン資料
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小論文

『カンボジアの教育の現状』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私はカンボジア研修を経て、たくさんの刺激を受けた。日本の当たり前はカンボジアでは当たり前ではない。
例えば、日本に小学校や中学校があって義務教育を受けられるのは当たり前だろうか。日本でアンケートをとったらほとんどの人が当たり前だと答えるだろう。しかしカンボジアで義務教育を受けられるのは当たり前か、というアンケートを日本でとったらおそらく前のアンケートと同じ答えは得られないだろう。この違いは何なのだろうか。日本で義務教育が当たり前だと言えるのは、自分たちが義務教育を受けてきたからだ。きっと、そもそもカンボジアに義務教育というものがあるのかないのかを知らない人が多い。私たちは地球の将来のためにカンボジアなど発展途上国の教育の現状を知る必要があると思う。実際カンボジアの教育制度は6・3・3制で義務教育は最初の9年、日本と同じで小学校と中学校と定められている。義務教育のため授業料は無償だが、制服や学用品などの必要なものは保護者が負担しなければならない。それに加え、貧しい家庭の子どもは家事や労働の手伝いを強いられる。学業<生活なのである。そのため初等教育の就学率は男女ともに90%以上であっても、入学した子どもが最終学年まで残る割合は半数にも満たない。中等教育への就学率も男女ともに5割未満ということからカンボジアでは途中で学校に通うことができなくなる子どもが多いことが分かる。就学率を上げることも大切だが、学校教育の質を上げることも大切だと思う。教師も子どもの時に十分な教育を受けないまま大人になっているから十分な知識を持っているとは限らないのだ。カンボジアではポル・ポト政権のときに知識人の大量虐殺があったから尚更である。
こうした現状を打開するために私は2つの案を考えた。1つ目は週に2回以上は子供を学校へ通わせることを世界で決める。2つ目はボランティアをもっと呼びかける。発展途上国の教育の現状を知って、その国にぜひ行ってほしい。私は実際にカンボジアへ行き、子ども達に授業をした。子供たちの学ぶ意欲には驚かされたし、発表したくてみんな手を挙げていたのがかわいかった。違う国の子ども達とのコミュニケーションは楽しかったし、一生の思い出になった。調べるだけでもいいから現状を知って、少しでも気にかけて生活をしてほしい。私もカンボジアを思い出して頑張っていきたい。

発表会の様子

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