[ぼらぷらSDGs小論文]

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『貧困と教育』

小論文

『貧困と教育』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」とはすべての人々に平等に質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進することを目指している。しかし、2021年時点で世界では学校に通えていない子供(6歳〜17歳)は2億4,400万人いるという現状である。
 原因としては貧困という点が挙げられる。授業料が無償とされていても、文房具や交通費などの出費がかかるので学校に通って勉強するのが難しいことや貧困家庭では子供も重要な働き手なので、出稼ぎにいかせることもある。そのため、学校に通うことができない。カンボジアでは2021年時点で児童労働の割合は13%である。そして、保護者の教育への理解不足。教育の重要性に気づいていないことにより、目先のお金を手に入れるために子供たちを出稼ぎにいかせてしまったり、自分たちの農業の手伝いをさせてしまうのだ。教育を受けることができれば、より良い仕事に就くことができ、将来的にお金を稼げる。例えば、英語や日本語などの語学を学べばツアーガイドといった観光業の仕事につけるし、外国人とのコミュニケーションがとれれば自分たちのビジネスだって始めることができる。教育を受けることによって子供たちの将来の幅が広がるし、貧困という負の連鎖を断ち切ることにもつながるのだ。
 私は貧困が原因で学校に通いたくても通えない子供がいることを知識として知っていたけれども、どうも他人事で「自分とは関係ない」と思っていた節がある。しかしカンボジアに行き、本当の貧困を知り、実際に学校に通いたくても通えない子供がいることを目の当たりにした。私たちにとって教育を受けることは当たり前で、今日も学校に行き「行きたくないなぁ」と簡単に言う。そんな私たちに何ができるだろうか。その第一歩は募金であると考える。今の時代はインターネットがあり、募金が最も身近で協力しやすい支援方法だ。また、学校に通いたくても通えない子供が実際にいることを周囲に伝えることも大切である。私のような他人事として考え、日々をなんとなく過ごす人々はたくさんいる思う。私たちが当たり前に持っている権利を奪われている人々がいることを、私たちが満足に日常を過ごしている裏で追い詰められている人々がいることを伝えたい。微弱な支援であるが、彼らのことを助けたいと思った。

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