『偏見をなくそう!』
カンボジアSDGSボランティア研修とは主に小学校での授業体験のことです。私たちが先生となり子供達に英語や日本語の授業を行います。授業以外にも一緒に体育祭をすることができます。また、中村高校のプログラムでは小学校に行くことだけではなく,小児病院に行き見学をすることや、アンコールワットなどの有名な観光地に行きカンボジアの歴史を知ることもできます。
このカンボジア研修を通して私が一番伝えたいと思ったことは、偏見をなくそう!ということです。正直カンボジアに行く前は食事が美味しくないのではないか、貧しい人が多いのではないかといった勝手な偏見をもっていました。しかし,この研修に参加し考えが変わりました。小学校では休み時間に教室から飛び出して外で遊ぶ子供達の姿や、勉強を受ける時の姿勢を見て私たちと変わらないくらい、それ以上を上回るくらいだと感じました。たしかにナイトマーケットなどでは「お金をください」と言っている方もいました。戦争で足がなくなり、生活が困難な人、まだ小学生くらいの子供がマグネットなどを売っているなど夜に危ないなと思う点もありました。それでもその人たちを勝手な偏見で差別することはあってはならないことだと思います。カンボジアだけで例えると少し難しいかもしれません。例えば学校で、「あの子見た目からして性格悪そうだから友達にならないでおこう。」という勝手な偏見をされた方は普通に「中身を見て決めてよ!」と思うことと同じです。中身を見ずに外だけで勝手な偏見をするから不平等が生まれ,多様性が見失われてしまうのです。
偏見をなくすことは難しく、簡単なことではありません。私も気づかないうちに相手のことを傷つけてしまっていることもあります。相手を傷つけることを少しでも少なくしていけたら,偏見もだんだんとなくなっていくのではないでしょうか。私のSDGsアクション宣言は「不平等をなくし,個人を尊重する世界へ‼️」です。