[ぼらぷらSDGs小論文]

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『ジェンダー平等について』

小論文

『ジェンダー平等について』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私はジェンダー平等について、世界はさらに多くの議論を交わさなければならないと考える。
耳に新しいのは、パリオリンピックのケリフ選手。
彼女の性自認は女性で、女性として生まれ女性として育ってきた。だが、彼女は性分化疾患を患っており普通男性が持つXY染色体を持っていた。2013年の世界選手権では男性特有のXY染色体を持つことから性別適格性検査に合格せず、国際ボクシング協会(IBA)から失格処分を受けていた。が、しかし国際オリンピック委員会(IOC)は「染色体だけで性別を決めることは出来ない」などとして彼女を女子ボクシング出場には問題がないとしたのだ。しかしながら本来女性には無いY染色体がある影響によりケリフ選手は身長・筋力等が男性に近いため、女子ボクシングのアンジェラ選手は「命の危険を感じた」と語りわずか46秒で棄権した。
確かに、ケリフ選手は女性として生まれ女性として育てられたがY染色体を持つことにより男性に近い存在となっている。そんな存在と、ボクシングという同じような体格・筋力でも死ぬかもしれない競技で戦うというのは女性からしてはかなり酷なことだと理解出来る。いくらジェンダー平等だからといって、スポーツにおいて男女を分けているのはその体格や筋力に大きな差があり勝負にしては不平等がすぎるからであるのに、この事態というのはいかがなものだろうか。
また、今年の元旦にあった能登半島地震では被災地で、トランスジェンダーの身体が男性で心が女性の方が生理ナプキンを求めていた。被災地という物資がただでさえ足りておらず、本当に必要な女性にすら手元に渡っていない状況で身体的に要らない生理ナプキンを「生理ナプキンを持っていると女性の心を持つ身として安心するから。」と求めたのだ。心が女性だからといって自分に必要がなく、他の誰かが緊急的に求めているものを被災地で欲しがるというのはいかがなものかと思った。また、女性の心を持っているというが本当に持っていたならたとえ体験をしていなかろうが、女性にとって生理が頭痛や吐き気、目眩、腹痛など様々な悪症状が出てさらに血がだらだらと流れ続けるという辛い期間であるということを理解しようとするのではないだろうかと思う。
さらに、被災地で性被害にあわないように女性と男性の居住スペースを分ける際に心が女性であるからと身体的特徴が男性であるにも関わらず女性用の居住スペースに行きたいと主張するのもおかしな話だと思う。
その人間の心の性別が本当に女性であるのかなど誰にもはかれない。そんなことがまかり通ってしまえば、心が女性なのだと嘘をついて心も身体も男性の方が入れてしまう。
大きな地震があった時の性被害は多い。
これらのことから、温泉やプールの更衣所など様々な場合においてのジェンダー平等のあり方を世界はさらに議論をしなければならないと考える。

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