[ぼらぷらSDGs小論文]

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『カンボジア研修報告』

小論文

『カンボジア研修報告』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 自分は、元からカンボジアに限らず、海外に興味があったので、此度、カンボジア研修に参加した。今回、カンボジアで得た経験は、自分の常識を覆すものが多かった。
 まず、自分が驚いたのは、平然として賞味期限切れの飲み物が売られているという点だ。
日本では、必ず賞味期限内のものが売られているので、このことは意外だった。また、現地の子供が通う小学校を訪れた際に、一つ一つの教室が簡素な作りで、雨が降る季節は、たまったものではないなと感じた。
 現地では、至る所で寄付を募っており、発展途上国とはいえ財政が厳しいのだろうか。
ナイトマーケットでも、商売人が、観光客に商品を高値で買ってもらおうと必死であった。
実際に、自分が入店した店でも、値切りを求めると断られるケースも多かった。
 カンボジアは現地の人だけでなく、歴史も興味深かった。特に、最終日に訪問したアンコールワットでは、その広大な広さに圧倒された。およそ九百年前の建造物が、今もこうして残っていることに感銘を受け、いかに当時の建設技術が発展していたかが分かった。
 さらに、戦争博物館では内戦当時の戦車や飛行機などがそのままの状態で展示されていた。体験ブースでは、実際に使用されていた銃に触れることができた。自分と同年代の子が、この重い銃を担ぎ戦場で人を殺していたと思うと、どこか悲しい気持ちになった。
 本研修での発見を総評すると、まだ都市部と郊外の差が大きいということが言えるだろう。都市部では、大型のスーパーができたり、道が整備されたりと、内戦からの復興に向けて大きく進んでいる。一方で、少し郊外に出てみると、ガタガタの道、水質の悪い湖、チップ欲しさに肩たたきをする子供など、復興とは程遠い状況であった。カンボジア政府は、郊外の人々を見捨てているのではないかと捉え兼ねないのが現状だ。
 僕は、ちゃんとした海外渡航は初めてだったので、研修前は不安要素が多かった。しかし、この研修では、考えさせられたりや学ばされたりした」ところが数多く、最高のものとなった。
った。もし、このような企画にまた参加できるとしたら、次も率先して参加してみたいと思っている。そして、自分が「国際」について興味を持つきっかけとなった。まだ、詳しい志望校ははっきりと決めていないが、「国際」や「世界」について学べる場所に進学したい。
 最後に、わざわざ自分の願いを聞き入れ、高いお金を払ってまで僕をカンボジアに行かせてくれた両親に深く感謝したい。

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