[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『私とSDGsと世界』

小論文

『私とSDGsと世界』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 現在2030年までに達成できそうなSDGsはわずか16%しかなく、残りの84%は進捗が限定的か、後退しています。
 これらの問題について私は、ボランティア活動に積極的に参加することや多言語、異国の文化を学ぶことで達成できるSDGsは増えていくと考えています。
 理由は、自分の生まれて育った国にずっと住んでいると自国の文化や風習や日々の生活が当たり前で最低限保障されているものだと感じてしまうからです。例えば日本では当たり前に蛇口を回せば飲み水が出てきます。しかし、日本と同じように水道水を飲める国は196ヶ国中12ヶ国しかありません。これは、インターネットのデータですが、私は実際カンボジアにボランティアという形で1週間滞在して途上国の現状を知りました。行く前は治安が悪く街灯も少ない国だという勝手な印象を抱いていました。しかし、私が思っているよりも道路は整備されていて、街中には街灯や信号もありました。町の人たちはとても気さくに話しかけてくれました。また、日本では義務教育で学校に行っているような子供たちが肩たたきをしてチップを請求して生計を立てている現状や学校に行ける子供たちも先生の人手不足で十分な教育が受けられない中で、生徒間で教えあったり私が、教えた英語や日本語を一生懸命学んでいたりしました。もう1つの経験として私はカンボジアで体調を崩してしまいました。その時行った病院は観光者専用病院ということも多少はあるとは思いますが、日本と遜色ないくらい綺麗で衛生環境も整っていました。カンボジアの公用語であるクメール語、英語もあまりしゃべることができなかった私はとても不安でした。しかし、日本のスタッフがいて今の病状を聞いてくれて安心しました。加えてデング熱の検査や血液検査の結果もデータとして教えてくれてとてもホッとしました。日本人スタッフのおかげで日本人の観光客は安心して旅行できると思いました。これを逆の立場に立って考えてみると日本に旅行に来たカンボジア人が何かの病気にかかった場合、日本の病院でクメール語を話せる人が1つの1つの病院にいるわけではないので当たり前ではないと思います。
 このように、実際に現地に足を運び短い期間ではあるものの生活をすることによって自分が思っていた当たり前のものや価値観が全く違うことがわかりました。そのうえその国の現状や文化風習を知ることで身近に感じることができ、自国以外の国の状況をさらに知りたいと思うきっかけになると思います。以上のようにボランティア活動が自分の価値観を大きく変え、他国で働きたいという気持ちや役に立ちたいという気持ちを持つ人も出てくると思います。この気持ちが全てのSDGsの目標達成につながると思います。

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