[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『世界の子供たちに平等な教育を』

小論文

『世界の子供たちに平等な教育を』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

世界には教育を受けられない子供たちが2億4,400万人いると言われており、このうち初等教育を受けられていない6歳から11歳の子供は6,700万人いるとされています。
日本では義務教育があるため、私は当然のように学校に通い、勉強を教えてもらい、学校イベントを満喫し友達との交流ができていますが、ボラプラの海外ボランティア研修やSDGS研修を受講し、教育が受けられない発展途上国や貧困国では人々の生活に多大な影響を与えていることを知り、自分なりに学び理解し、教育が受けられない子供たちについて考えました。
まず教育を受けていないと読み書きができないので、文章や本を読むことができず、生活に必要な情報や知識を得ることができません。契約書や警告文があっても、読むことができないので危険にさらされてしまいます。また計算ができないことで、金銭的な管理ができず騙されてしまうこともあります。そして安定した仕事につくために必要な技術の習得や、人とのコミュニケーション能力を身につけることができません。また、「説明書や資料が読めない」「報告書を提出できない」となると企業も仕事は任せられず、不安定な仕事での雇用ばかりが増えてしまい、希望する仕事を選ぶことができません。
では、なぜ今なお大勢の子どもたちが教育を受けられない、能力を正しく身に着けられない子供たちが多いのでしょうか。
原因は様々です。学校が近くにない、先生の数が少ない、教育を受けていない大人が多いので先生の質が低いなど色々ありますが、学校に通い始めても、遠くにある井戸への水汲みや砂を運ぶ仕事で家計を助けるために働かなくてはいけない、弟妹の世話をしなければならないという理由で、最終学年まで通えていない子供も大勢います。また親自身が教育を受けていないので教育への理解・関心が低く、学校に行かせてくれないという場合もあるのです。
2022年2月以降、戦争で急速に状況が悪化したウクライナでは、多くの子どもたちが家を失い、より安全な場所に避難しなければなりませんでした。「子どもの保護」や「教育」などの緊急支援を必要とする子どもたちが少なくとも330万人いると推計されています。
東部タンガニーカ州では内戦で数十万人が家を追われ、その半数以上が子供です。そして5歳の子供すら働いて親を支えている状況を知り胸が痛みました。
私たちができることは何なのか。
日本で暮らす私たちは、現地で支援活動を行う人々や団体をサポートすることで、間接的に子供たちが教育を受けられるように貢献すること。簡単かつ効果的に行えるのが寄付や募金活動、フェアトレード商品の購入だと思います。
そして一人でも多く世界の子供たちに平等な教育を届けるには、教育を受けられていない子供たちの現状や課題、解決策、必要な支援などの情報を積極的に周りに広め伝えていくことで、多くの人が問題に対する理解を深めることができます。そうすることで世界中で教育を受けられていない国の子供たちに対して共感してくれる人々が増え支援の輪が広がっていくのだと思います。

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