今回の海外授業ボランティア活動を通して、私は大きく分けて三つのことを子供達に教えてもらいました。
一つ目は、学びそのものの楽しさです。子供たちには授業の中でたくさんの日本語を新たに学び、実際に日本語を話してもらったりしました。その度に子供たちは顔を輝かせ、楽しそうに授業に参加してくれました。私も今学校で英語を勉強しており、子供たちと同じように新たな単語を覚えたり、英語での表現を試みたりもします。しかし、今までこなしてきたそれは来る大学受験のためであり、新しいことを学ぶ楽しさそのものを私は忘れていたように思います。確かに、子供たちにとっても、日本語は将来必要なツールの一つであることには間違いありません。しかし、子供たちはそういった「目的」のために学んでいたのではなく、新しいことを知り新しい世界をに出会うという学び「そのもの」に喜びを見出してくれていました。
二つ目に、自分の殻を破る楽しさです。一つ目のコマでは、ボラプラさんの用意してくださった原稿に沿って授業を進めていました。ところが、パートナーの方や子供たちのおかげでスムーズに授業が進み、時間が大幅に余ってしまいました。そのため、二コマ目の授業では、子供達に将来の夢を尋ねたり、好きな科目について話を聞かせてもらったりと、少し原稿をはみ出した時間を持つことにしました。また、動物のクイズを出すときに実際にぬいぐるみをお見せしたりもしました。用意してくださった原稿の通りに進めれば、確実に、失敗のない授業をすることが出来たかもしれません。しかし、二コマ目の授業では原稿通りに進めることよりも、「子供たちにより日本語を楽しんでもらう」ことに重点を置き、活動しました。受け身の体験生から、主体的な参加者へと一歩近づくことが出来ていたなら嬉しいです。
三つ目に、異なる場所に横たわる共通した心を教えてもらいました。今までの私は、海外文化や生活を、異質なものと捉えて、根底にある共通したものを見出せずにいました。しかしズームでカンボジアの学校を見学させていただいたとき、子供たちは日本の子供たちと同じようにみんな本が大好きなことを知りました。また授業終わりに「子供たちがとても可愛かったです!」とお伝えした先生がとても嬉しそうな顔をされたのを見たとき、生徒を大切に思う先生の心はどの国でも変わらないのだと実感しました。無論、話す言葉や見た目、トイレの使い方など日本とは全く異なる部分もたくさんあり、それらからは大いに刺激を受けました。しかし、先ほど述べたような共通性を発見したことでカンボジアという国がぐっと身近になり、そこでの問題を他人事から自分事へとシフトチェンジできました。
子供たちや先生方から教えていただいたこれら三つのことを踏まえ、SDGs社会実現に向けて私は、教育の拡充に取り組みたいです。今回関わったような子供たちが平等に教育を受け、学びそのものの楽しさを見出せるような社会づくりに貢献していきたいと思います。そのための具体的な一歩として、今月末から始まる毎月の授業ボランティア活動の中で、工夫を凝らし、子供たちの興味を引くような授業を提供できるよう頑張りたいです。
普通
留学に行くはずだったのにいけなくなった、コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある
一生モノの経験になった!
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
人生が変わった!
絶対やるべき!
もう一度やりたい!
忘れられない!
将来発展途上国の教育普及に貢献したくて、高校生かつコロナ禍の今でも力になれるプログラムがあると知り、応募させていただきました。
子供達や現地の先生方から様々なことを教えてくださり、かけがえのない経験をさせていただきました。
自分の将来の夢がより確実なものとなりました。
教育問題解決のための熱意に変える!授業での反省点、(笑顔が足りない、声が小さい、など)を改善してより良い授業づくりをする。
この研修でSDGsの一つである教育問題の解決に取り組んでみることで、SDGs社会実現に向けての、温度を伴う経験を得ることが出来ます。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
この度は貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。子供たちの日本語を勉強する一助となれていたら幸いです。