私は今まで、SDGsについての一般知識は持っていたのですが、実感が全く伴っていなかったため、それに対しての自分の考えが一切思い浮かんでいませんでした。ただ、別に普段の自分の生活に直接関わることではないと勝手に線を引いて、どこか他人事で考えて、それでいいと思っていました。
しかし、さまざまな形での国際交流を進めていく上で、それではダメなんだと思い始めるようになりました。自分とは関係ないという考え方があるからこそ、この世界から問題がなくならないということがわかったのです。ということは、自分が深い関心を持っていないのに問題を解決しようとするなんて無謀なことなんだ、ということに気づきました。
また、深い関心を持つためには、しっかりと現状を知る必要があります。私は今まで、ビデオなどを見るだけでその国のことがわかったような気になっていましたが、決してそんなことはありませんでした。実際に現地を見てみると、想像していた状態よりも遥かに良くない状態だった場合があったからです。つまり、問題を解決する以前に、現状を知るための、とても深いところまでの事前学習が必要不可欠だということです。
そうやって深い知識を得るためには、やっぱり興味がないとダメだと私は考えています。知りたいと思うから、人は自分で学んでいくのであって、人にやらされる学習では、私のように表面上の知識だけが身について、それを何にも役立てることができなくなってしまいます。
そして、知りたいという気持ちがどっこから出てくるのかと言ったら、それはまず、きっかけを作るところからだと思います。問題を認識させるきっかけをもとに、自分で考え、解決策を練っていく、という行動がこれからの若者には必要だと思います。
まず、全員が、知ることで問題への興味を持ち、深く自分で知っていって、その上でようやく解決策を考え、世界中の人たちとシェアしながら進めていけば、良い世界が作れると思います。
海外の方と交流してみたいと思ったからです。