私がこの活動を通してカンボジアの生徒に授業をして、思ったことは人に伝えるには文化が違うことも話す言葉が違うことも住んでいる場所も関係なく、一番重要なのは相手に伝えようとする気持ちだということです。その気持ちさえあれば相手は分かろうとしてくれるし、それが伝わった時大きな喜びに変わり、気持ちが通じ合うのだと感じました。最初は授業内容が伝わるか、私たちの言葉に反応してくれるかと不安がとても大きかったのですが、そんな考えとは裏腹に、先生の言葉を理解しようとキラキラさせた眼差しと画面に前のめりになりながら学びを受ける子供達の姿を見て私たちがクヨクヨしている場合ではない、真っ正面から向き合う必要があるなと思うことができ、一生懸命に伝える努力をしました。そして言葉でつながる喜びを得ました。
それと同時に事前にきちんと準備をする重要さを身にしみて感じました。80分間大まかな流れは決まっているものの、もし予想以上に早く進んでしまい時間が余ってしまった場合や、もし生徒たちに伝わらなかった時の説明の方法など非常事態が起こった時に対応できるように事前にチームで綿密な準備をしていく必要があると一度目の授業で感じました。自分たちの準備不足が原因で必死に学ぼうとしている生徒たちの時間を奪ってしまったり、不安を与えてしまったらと考えると、より一層彼らの為になる80分間にしてあげたい、何か一つでも彼らの学びにつながる授業にしたいという気持ちになり、ボランティアとはこのことなのかなとも思いました。この活動は私たちにとっても生徒たちにとってもお互いの学び、新たな発見があり成長につながる場だったと思います。手の余っている人が少しの勇気を振り絞り手を差し伸べるだけでその小さな助け合いが誰かの人生を変えるきっかけになるかも知れないし、誰かを救うかも知れない。そんな助け合いに自分が自ら参加できたこと、生徒たちに出会えたことは私のこの先の自信に大きく繋がるものだったと思う。
友達に誘われていいなと思ったから、