世界には貧困や紛争等によって、学校に行き、お腹いっぱいご飯を食べるという「自由」にする権利を持たない子どもたちがたくさんいる。
一方で私たちはどうだろうか。
学校に行き、好きなものを食べ、そしてこの未来型オンラインボランティアに参加するという「自由」にする権利を奪われることなく、持ち合わせている。誰にでも与えられているわけではないこの権利を持つ私たちに、積極的に行使しない理由はないだろう。
今回のボランティアは、コロナ禍においても途上国開発に携わりたいという思いから参加した。大学一年生の時、16日間現地に行ったこともあり、子どもたちが恋しくなっていたところでもあった。
SDGsと聞くと、現状をより良い方向に変えていくことの重要さと、現地の文化や住民の意思を尊重することの共存の難しさを感じる。実際に現地に行った際、カンボジアではゴミをゴミ箱に捨てる文化がないことを知った。もちろん環境のためにはゴミに分別する必要があるが、現実この問題に取り組むには、現地の文化を無視して押し進めることはできない。このゴミの話に関しては比較的容易に解決法を導くことができるかも知れないが、例えばイスラムと女性、女児割礼など折り合いを測っていくには難しいものがほとんどである。途上国に対しては何かと外部からの干渉も大きい。例えば上で述べた割礼に関して、先進国は女性割礼=野蛮といったように割礼廃止を求め、女性の権利の低さを誇張する。だが、現地の様子はどうだろう。割礼をされた女性はのちの女児たちに出血の少ない用法を用い、現地の人たちは割礼の存続を望んでいる場合もある。女性の権利の低さだけを誇張するが、宗教や文化など背景要因は無視である。もちろん人権は尊重しなければならないし、誰かが不利益を被るべきではない。また、SDGsの達成も必要である。しかしまずは、現地の様子を知り、現地の人たちが何を本当に望んでいるのかを知ることが必要ではないだろうか。私たちはそれを知ったうえで活動をしていかなければならない。
私が今回参加したボランティアは現地の人たちが望み、SDGsのゴールとしても掲げている「教育」に関するものである。用いる本や教育の方法など現地のやり方を尊重しつつ、ゴール達成のために実践的な取り組みがされている。子どもたちは相変わらず元気で、たくさんの笑顔と知っている日本語でコミュニケーションを図ろうと試み、また日本語の授業が1番楽しいといってくれる子どもたちを見て、自分がしている活動がこのゴールに近づくための一歩になってると感じた。
日本でもまだ達成できていないゴールがあり、世界でも全てを達成している国はまだない。そんな中、偶然にも私は「自由」を行使できる権利を持ち合わせている。この権利を行使することこそ、私がカンボジアの子どもたちの「自由」の権利やSDGsの達成貢献につながっていくのだと思う。だからこそ、私はこの与えられた権利を行使する必要があり、これからもそうしていくつもりだ。
満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、コロナ下でもできるボランティア活動を探していた
いい経験になった!
海外に直接ボランティアにいける機会がなくなり、今後は就職活動のためにボランティアにさける時間が減るので、この機会に参加しようと思いました。大学一年生の時に16日間ボランティアに参加し、子どもたちが恋しくなりました!
ブン先生、サン先生、そして子どもたちにまた会えたこととても嬉しかったです。次は現地に行って会えることを楽しみにしています!
まずは友人や家族に情報をシェアしていきたいです。まだ学生の身分でできることは限られていますが、それでも身近なところから自分にできることをしていきたいと思っています。
教えることばかりではありません。自分が学ぶこともたくさんあります!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
日本人ボランティアが現地で活動できていない中でも、子どもたちの日本語は上達しており、先生たち、子どもたちの努力が伺えました。コロナ禍においても一生懸命なみなさんに私も負けずに頑張っていきたいと思います。