海外ボランティア募集！大学生・高校生・社会人にオススメ。春休み夏休みも通年開催。

　私は高校時代にコロナによってカンボジア教育ボランティアを断念しました。しかし、海外ボランティアで自分の考え方、価値観、視野をもっと広げたいという思いはずっと持ち続けていました。そして今回、オンラインでも参加できるプログラムがあることを知り、未来型海外ボランティアに参加しました。
　現在私は、医療従事者を目指し大学で学んでいます。そして今回このプログラムの中で、現地スタッフの方が授業ボランティア以外に、私が学校で学んでいることについて聞いてくださいました。そしてその際、カンボジアの医療の現状を知ることができました。
「カンボジアにも病院はあるけれど…」
スタッフの方は言葉を濁らせていました。よっぽどの重症などではない限り、高い費用が掛かるため病院にはあまり行けないそうです。まだまだ医療環境が整っていない現状を強く感じさせられました。そしてそれを知った時、私の中には授業ボランティアを行う度、毎回一生懸命に参加してくれる子どもたちの姿が一番に浮かびました。そのやる気に毎回元気をもらっていたからです。そして同時に、子どもたちの将来の役に立ちたい、という思いも強く持ちました。
　子どもたちが自分の夢に向かって頑張るためには、私たちもそうですが、まずは健康でいることが不可欠です。しかしながら、カンボジアはまだ安全な水を利用できる環境、トイレの設備が十分に整っていません。また病院でも十分な治療を受けられない状況にあります。その中で私は、医療を学んでいる自分だからこそできる支援を考えていきたいと思います。そしてこれからの大学での学びに一層力を入れていきたいです。自分にできる支援の一つとして将来、実際にカンボジアを訪ね、自分が持つ健康に関する知識を授業ボランティア以外の部分で、カンボジアの発展のために活かしたいと思います。また自分が取り組むだけでなく周りの人にも、一生懸命勉強に取り組む子どもたちや、熱心にサポートしてくださる先生の姿を伝え、支援の輪をもっともっと広げていきたいと思います。
　カンボジアは日本に比べると様々な面で不便だ、かわいそうだと私たちは思いがちです。実際、私もこのボランティアに参加するまではそう思っていました。しかし、実際のそこでの生活に一歩踏み込んでみると、日本にはない良さや魅力をたくさん感じることができます。生活環境や文化の違いを理解するのはとても難しいことですが、何かを全力で楽しんだり、何かに一生懸命になったりする姿は一緒だなと、このボランティアを通じて実感することができました。それは私の大きな収穫です。そして自分の思いが伝わる喜びや、バックグラウンドが全く違っても、一緒に同じことに取り組む大きなやりがいを感じることもできました。
　私たちのように、自分の将来のために頑張る子どもたちが希望を実現できるよう、私は医療面から将来サポートできたらと思います。そのために今後は、今回、目にすることができた子どもたちの一生懸命な姿を忘れず、周りの人にもそれを発信し、支援の輪をどんどん広げていきたいです。そして実際に現地に足を運び、自分の知識をカンボジアの方たちの健康のために活かしたいと思います。