コロナ禍で思うように海外に行けない状況の中、カンボジアでボランティアがオンラインでできるということをホームページで知り挑戦しようと思った。カンボジアについて何も知識がなかったが、ボランティアをきっかけにカンボジアのことについて知る機会を与えてもらったことは、大きな一歩につながると思っている。1970年代のクメール・ルージュやその後の内戦で多くの人が虐殺され、教育環境も破壊されたそうだ。現在でも都市部と農村部との教育格差が問題となっている。
今回私がオンラインでボランティアをした学校は、農村部のトレンアップ村という小学校だ。私が子供たちに抱いた印象は「明るい」ということだ。こちらが投げかける質問にも笑顔で答えてくれる。彼らは毎日外国語教育を受けていて、英語と日本語を楽しそうに話してくれた。カンボジアの歴史が軽く頭に入っていた私は、子供たちがこんなにも明るく学ぶことに意欲を見せてくれたことに驚いたと共に、その笑顔にこちらが助けられ嬉しくなった。特に私が記憶に強く残ったのは絵スチャーゲームという絵を描いて相手に見せ、何が描かれているかを当てるゲームをしていた時だ。戦車のような車を男の子が私に見せた。私がしばらく考えていると、「ロシアがウクライナに攻めてる戦車だよ」と言った。カンボジアでもロシアのウクライナへの侵攻のニュースは子供たちにまできちんと伝えられていることを実感し、世界情勢を捉えることができている彼らにその小学校の教育の一端を見た気がした。現地スタッフが小学校を説明してくれた際に、小学校の隣の寮を案内してくれた。そこには、様々な事情で親がいなかったり暮らす家がない子供たちが住んでいる。そのような子供たちが寄付で教育を受けられることはSDGsの持続可能な開発に貢献していると感じた。「地球を守りながら色々な問題を解決して、豊かで幸せな未来を作る」この目標につながっている。カンボジアの子供たちが世界情勢を知り視野を広げていること、また外国語教育を受けることによって将来、観光都市での職業選択の幅が広がることは、これからのカンボジアや世界を担っていく子供たちがまさに未来を作っていくことになる。
ボランティアを通して私がこれからできることを考えた。まず周りの人にカンボジアでのボランティアの体験を話し広めていくことが大事だ。世界のあらゆる国の子供たちだけでなく、国内においての子供たちが教育を受けることができる大切さを伝えていきたい。そして、自分自身も広い視野で物事を捉え持続可能な開発に必要なことを常に意識しながら生活していきたいと思う。
カンボジアの子供たちの笑顔の先にあるものが、明るい未来になるように今の私にできることを忘れずに形にしていきたい。
満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた
視野が広がった!
オンラインでカンボジアの子と接することができるから。
コロナ禍で実際に行くことは難しいカンボジアの子供たちと交流ができたことや、学校の様子を見れたことは貴重な経験になりました。これからも様々なことに挑戦し視野を広げていきたいと思います。
今回のボランティアで得られた思いや世界の教育格差について自分の周りの人に伝えたいと思います。また、日々の目にするニュースや情報にもアンテナを高くして、そこから得られることに常に問題意識を持ち続けたいと考えます。今回の経験から様々なことに積極的に視野を広げられるように活かしていきたいです。
不安があると思いますが、コロナ禍でもできるボランティアに挑戦してください!