私は、今回の研修を通して「SDGsの担い手はだれか」考えるようになった。担い手は目標を掲げた国連なのか、経済力のある先進国だけなのか、SDGsの問題に関心のある若年層だけなのか。そうではないはずだ。SDGsはこの地球に住むすべての「地球市民」が一人ひとり担うべき課題である。
SDGsの課題のうち1から16までの目標は、それぞれ一つの開発分野を扱っている。「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」などなど多くの人がこの目標に合意している一方で、特に日本では自分自身の行動が直接的にこの目標につながっているのを実感するのは難しい。
実際、現在の日本において、SDGsの認知率は82パーセントで諸外国と比較しても高いといえる。この高い認知率の背景には、日本のメディアがSDGsを大きく取り上げていること、教育分野で早くからSDGsを学習指導要領に盛り込んだことという2点が大きく影響している。しかし、この認知率の高さに逆行して、協力意識は低い状況にある。
SDGsの中でもほかの目標と異質な目標がある。目標17だ。これが解決に導く大事な目標であると私は考える。目標17は、目標1から16までの目標を達成するための方向性や方法を提供することをゴールとしており、目標を達成するためのパートナーシップを構築することで一人ひとりの取り組みをより大きな成果に導く術である。この協力体制をわかりやすくすることで、私たち一人ひとりがSDGsの担い手であることを意識するとともに、その行動がどれだけ大きな力になるのかを知ることができる。
そこで、私はこの「自分は何もしなくても、誰かがやる」という低い協力意識からみんなが「自分の力で目標を達成したい」と思えるような改革が必要だと思う。例えば、ESG投資や、今回のようなボランティア研修だ。ESG投資とは、SDGsへの関心が高く環境・社会に配慮している企業を私たち一人ひとりが投資で応援することだ。日本でもだんだんと注目されつつある。この動きをより大きく誰でも参加できるような形態になったら、一人ひとりの意識が高まり、また、どの会社も自然に環境・社会に配慮するようになる。一方的な支援というものは持続可能ではない、支援する側の余裕がなくなれば、支援ができなくなるからだ。双方にメリットのある状態の「協力」が望ましい。このESG投資であれば、協力を受ける側は環境・社会などに対する適切な協力が得られる。会社は環境・社会に配慮しているという点で、評価されより多くの投資が受けられる。今回の研修も、同様にカンボジアの子供たちに、日本語、英語を教えると同時に私たちにも海外研修やボランティアの経験というフィードバックがあるという点で、持続可能なボランティアである。
自分が興味をもっていることからSDGsに広げて考えて、やってみたいと思ったことは小さなことでも良いのですぐに行動を起こしてみる、日々の生活の中で一つひとつの行動をSDG’Sの目標と照らし合わせて実行すること。 その小さな積み重ねが大きな力となり、SDGsに対して自発的な行動ができる人へ成長して行く。
大勢の人が、皆自分から行動を起こせるようになれば、SDGsの多くの問題は良い方向へ向かうと私は考える。繰り返し、私はSDGsの担い手は地球に住む全員であることを意識して、行動を自発的に起こしていきたい。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、社会問題に興味がある
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
もともと、SDGsに関心があって、学校やニュースで何度も「SDGs」という言葉を聞いて、環境問題、貧困問題、南北格差など様々な問題について調べたり、スピーチしたりということをしているのに、自分からあまり行動を起こせていないと思い自分にもできることは何か考えていました。そこで、ボラプラを見つけて、このボランティアは、一時的でなく持続可能で一方的な支援でもないためSDGsの目標達成に少しでも貢献できるし、部活や習い事などほかの用事もある中で、自分の好きな時間にオンラインでつながれるというのは大きなメリットでした。
私は、自分ではSDGsに対してよく理解しているつもりでした。でも知っているというのは、「世界の子供たちの10人に一人が児童労働を行っている」「教育を受けられない子供たちが存在する」など本やインターネットにある文章の平面的な知識で、今回の研修を受けて、動画やオンライン授業で生の声を聞くことでその知識は本当に一部で私は自分自身と現地を今までは切り離して考えてしまっていたということに気づきました。
私たち一人一人が自分事として、もう少し危機感を持ちながらSDGsに協力していきたいとより強く思いました。
今回、私にもSDGsやボランティアで行動することができる、一度行動を起こしてみることが大事だということに気づいたので、自分の得意なことを生かして、もっと積極的に国際的な社会問題や、もっと身近な問題にも関わっていきたいと思いました。
自信がなくても、とりあえずやってみてください‼やってみるとだんだん楽しく参加できるようになると思います‼