[ぼらぷらアクションプラン]

参加したプログラム

未来型 海外ボランティア

紹介割コードin697883f6c
わたしのSDGsアクション

アクションプラン

『自分事として捉える社会を目指して』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 私は現在アメリカの高校に留学中です。私の通っている高校では、ボランティア活動に力を入れている学生が多く、その活動の場は、学校内から学校外まで多岐にわたります。日本の高校に通っている際も、ボランティア活動に参加したことはありましたが、私が出会ったアメリカの学生は、継続的に行っている子が多く、日常の一部として活動していました。そんな環境に触発され、留学中でもできるボランティア活動を模索するようになっていた矢先、こちらの活動が目に留まり参加させて頂きました。
子どもと関わることが昔から好きだったため、日本では幼稚園でのボランティア経験がありました。留学を経て、自分自身が他言語を学んだプロセスを生かしながら、子どもと関わることのできる活動は私にとって魅力的でした。海外の子どもたちに言葉を教えることは初めてでしたが、授業ができるのが本当に楽しみでした。LIVE授業前の学習で、どんな環境で学んでいるのかは把握しており、決して日本の学校のような恵まれた環境下ではありませんでしたが、授業初日に目を輝かせ、一生懸命、私が発する言葉に耳を傾けてくれたことは鮮明に脳裏に焼き付きました。
 同じ学生である私たちが、生徒と先生という立場になっている状況は、環境というものがいかに大切で、また残酷であるかを考えさせられました。特に環境とは自分で変えようと思っても中々変えることが難しい自分を構成する条件であるため、運良く恵まれたところに生まれた人たちが、この格差を縮め、SDGsの目標になっている「質の高い教育をみんなに」の実現のために、自分事と捉え、自主的に動くことが役目だと、強く感じることができました。
 世界には、まだまだ貧困に苦しんでいる国が沢山あります。そんな国に生まれ、教育の大切さを知らずにいる家庭に育った子どもたちは、学校に行くことが許されず、家庭のために働いている子も多くいるのです。児童労働の問題は、貧困や差別など様々な要因が重なり、未だ解決することができていませんが、そんな国にいても、他言語を学び習得することは、自国だけではなく国外に出て働くことができ、自身の可能性を広げることのできる大きな力になるのです。
一人ひとりの小さな取り組みでも、その輪を広げていくことにより、世界で掲げた目標の達成に繋がると信じ、ここで得た経験を無駄にすることなく、継続して、自分にできることを探していきたいと思います。

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