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国際協力用語集ワード詳細

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マッピング
mapping

地域コミュニティの状況を明らかにするために、住民に地図を書いてもらうことで自分の行動や興味関心を見える化する方法です。

国際協力において、マッピングは現地の人々に現地のことを見える形にしてもらう際に用いる手法です。例えば、村の地図を書いたり、その地図の上に自分たちの現状を書き込んだりして、状況を理解し、共通認識を持つために使われます。この手法の目的は、正確な地図を描くことではなく、状況を表してもらうことにあります。物理的な位置関係だけではなく、心情の距離感やその人/モノの相対的な重要度が表現される点が重要です。

実際に行われる際は、資源についてのマップ、コミュニティについてのマップ、自分の行動範囲についてのマップなど、ある程度のテーマを決めて行います。性別や年代、社会的なグループなどに分けて地図を描いてみると、同じ事象を対象にしてもグループごとに興味関心が異なったり行動範囲が異なっていたりするため、全く異なるマップが描かれることもあります。つまり、そこから日常に埋もれている重要な違いを明らかにすることができるのです。コミュニティ開発などを行う際、お互いの違いなどを明らかにすることで、理解が深まり共通認識を持ちやすくなるということが有ります。

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