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国際協力用語集ワード詳細

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参加型開発
participatory development

現地の人が参加して開発プロジェクトを実施していくアプローチのことです。

このプロジェクトに参加する現地の人は、現地のエリートではなく、協力を必要としている層に属する人です。参加型で行うことによって、本当に必要な開発を行うことができ、また協力を必要とする層がきちんとそれを享受することができます。

国際協力は、段階を経て変化してきました。これは国際協力事業がより現地のためになるように、経験をふまえて変化させてきたものです。はじめは「慈善型開発・慈善型援助」です。例えば災害の時には募金をする人や、貧困者や災害地などに衣服を送った経験があるひとがいると思います。こういった慈善行為が国を越えて行われるのが「慈善型開発・慈善型援助」です。しかしこのタイプの開発は、一方的なものになってしまうこともあり、かえって協力先の人々の自立を妨げるという批判もあります。次に登場したのが「プロジェクト型(技術移転型)開発」です。協力先の人々が、支援がなくなっても自立し生活し続けられるように考えられたのがこのタイプです。特徴は協力者である先進国が、協力先に技術を教育や訓練で伝え、定着させることです。これにより、協力が終了してからも現地では経済的に困窮することなく近代的な生活を続けられるようになります。そして試行錯誤しながら実施されているのが「参加型開発」です。「技術移転型開発」でも、現地の人の声を取り入れるようにしてきましたが、それでも最終判断をするのは協力者側である先進国の人で、本当に求められている開発がおこなわれているか、疑問の声が上がっていました。そこで行われているのが「参加型開発」です。どんな開発を行うか、それを決める段階からプロジェクトメンバーとして現地の協力を必要とする人が参加することで、本当に必要な開発を本当に必要な地域に等しく行うことが期待されています。「参加型開発」は1980年代後半から提唱され、実施されてきました。しかし今もなお様々な課題を抱えています。「参加型開発」には、現地の人の問題意識や生活向上への意欲が不可欠ですが、それが十分でないまま実施されることもあります。またこのタイプの開発に参加する協力側の考え方も十分議論されていません。

国際協力については長い期間を経て様々な手法が編み出されています。多く行われている「参加型開発」も国際協力の完成形ではありません。多くの人間が国際協力に関わり、実践し、議論していくことが今後も必要です。

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