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国際協力用語集ワード詳細

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貧困
poverty

経済的な理由から生活苦に陥る状態を指します。

貧困とは、経済的な理由から生活苦に陥る状態を指します。昔から人が営む社会の中に常にある問題であり、人類共通の問題の一つです。

現代における貧困の意味と定義は様々ありますが、基本的な基準とされているのは、当該地で生活していくための必要最低限の収入を得ることができない状況にあるという点です。細かい基準については、世界銀行やUNFPなどが定義したものがあります。いずれの機関が定義した基準でも、貧困レベルで生活する人の年間総所得は370ドル以下とされており、1日に換算すると1米ドル前後という数字です。1日1米ドル以下という生活水準は著しく低いといえます。こういった貧困を引き起こす要因は複合的に絡んでいることがほとんどです。要因の中には、地域の政治状況や教育、医療、気候、水道などの公共設備の有無、文化や習慣などが関係してきます。
貧困問題は一部の人たちの問題に留まらず、様々な社会不安や新たな問題を作り上げる原因ともなり得ます。貧困による教育水準の低さや、治安の悪化、過酷な労働や児童労働、そして自然環境の破壊などは相互に絡み合いながら深刻な問題として全世界に影響をおよぼす可能性があります。2000年以降に頻発しているテロの問題も、貧困問題がを暴力的な破壊行為を誘発していると言われており、目をつぶることのできない状態が続いています。これらを考慮してみても、世界のあらゆる場所で起きている貧困問題は、人類共通の問題として捉え、解決していくことであると考えられます。

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