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コロンボプランとは第二次世界大戦の後もっとも早く組織された、開発途上国援助のための国際機構です。正式名称は「アジアおよび太平洋の共同的経済社会開発のためのコロンボ・プラン」です。1950年に現スリランカのセイロンで開催されたイギリス連邦外相会議により設立が決定された経済協力機構です。
コロンボプランは本来イギリス連邦の枠組み内での経済協力機構でしたが、その後参加する国が徐々に増えていきました。2013年現在、加盟国は27カ国にのぼります。
日本においては、1954年10月6日にコロンボプランへの加盟を閣議決定し、翌1955年から研修員の受入れや専門家の派遣などと言った技術協力を開始しました。これが日本における政府開発援助、ODAの開始とも言われてます。
日本は第二次世界大戦後、多くの国から援助を受けていました。日本が戦後の貧しさから立ち直り、経済復興を遂げたのはこれらの援助がとても大きな役割を持っていたのです。その意味からも今度は日本が途上国をサポートする意味があるのです。
コロンボプランへの加盟は日本にとって非常に大きな転換期でした。つまり今までは援助を受ける被援助国から、今度は援助を行う援助国へと転換することになったのです。この10月6日は国際協力の日と定められ、各地で国際協力フェスティバルなど様々な国際協力関連のイベントが行われています。