海外ボランティアならボランティアプラットフォーム♪
知識を身につけるのと同時に、国際協力を肌で感じてみませんか?

国際協力用語集ワード詳細

※一部一致でも検索されます。
※レポート・論文・WEBサイトなどでのご利用の際は参照元として記載・リンクをお願いいたします。

国際金融公社
International Finance Corporation / IFC

開発途上国において民間セクターを対象に投資や技術面での支援を行っている開発機関です。

IFCとは一言で言うと、開発途上国において民間セクターを対象に投資や技術面での支援を行っている開発機関で、世界の貧困を減らし、人々の生活水準を改善することを目的に掲げています。
IFCは、世界銀行グループに属している機関で、世界の諸地域での活動は世界銀行グループとともに調整を行っています。ただし、IFC自体としては法的にも財務的にも独立している機関です。
1955年に国際復興開発銀行の総会によって設置が決定され、1956年に発足に至り、1957年に国連専門機関となりました。第三世界銀行とも呼ばれ、加盟している国々、とりわけ発展途上国において民間企業を育成していくことを通じて、その国が経済的に発展していけるよう推進することが狙いです。
IFCは、現地の企業が多数の人材を採用して、必要不可欠となるサービスの提供を可能にするために融資を行っています。国際金融市場へ資本の動員を行い、諮問サービスなどを提供することによって持続可能となる開発を推進しています。原則的に、投資や融資の対象になるプロジェクトは、特定の規準について満たしている必要があります。具体的には、そのプロジェクトが、加盟国になっている開発途上国の中に所在すること、民間セクター向けのものであり、技術面で健全と見なされ、収益性も良好なこと、開発の効果が見込めること、IFCが定める環境基準や社会規準を両方満たすこと、などが規準として定められています。
世界経済が不安定な時代の中で、IFCに加盟している国は180カ国を超え、加盟国における民間企業の生産性を向上させ、資本市場が効率的に成長を遂げることを奨励していくことにより、経済開発の支援を行っています。
IFCにおける重点分野の一つが、フロンティア・マーケットです。最貧国と言われる国々や、中所得国において、特に低開発の地域や復興地域などを対象に、課題が山積しているマーケットに対して重点的な支援が行われます。また、気候変動に関する案件に取り組むことで、経済面だけに留まらず環境面や社会面でも持続可能性が追及されています。それぞれの地域で地場の金融セクターが発展を遂げていくための支援を行い、インフラや保健、教育や食糧供給の分野で民間セクターが拡張していくことを促進します。さらに、新興国では、顧客との関係を長期的に持続させていくための取り組みについても力を注いでいます。

国際機関の用語一覧へ
か行の用語一覧へ