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国際協力用語集ワード詳細

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国連合同エイズ計画
Joint United Programme on HIV/AIDS / UNAIDS

世界中で感染が増大しているエイズの対策を行っている専門の国際機関です。


国連合同エイズ計画(UNAIDS)とは、世界中で感染が増大しているエイズの対策を行っている専門の国際機関です。UNAIDSは、感染している人からの感染被害を防ぎ、感染した人に対しては心と体のケアを行うなど、様々な支援を行っています。さらに、エイズに対する人や地域社会の考え方の改善や、エイズが流行ってしまった後の様々な影響に対する支援、感染してしまった人に対する差別をなくす活動も行っています。また、エイズに関する情報やエイズ対策を考えている人に対しての技術的な支援も行っています。
UNAIDSはILO(国際労働機関)、UNDP(国連開発計画)、ユネスコ(国連教育科学文化機関)、UNFPA(国連人口基金)、UNHCR(国連難民高等弁務官)、ユニセフ(国連児童基金)、UNODC(国連薬物犯罪事務所)、WHO(世界保健機関)、WFP(世界食糧計画)といった国連機関が一体となって進めています。これらの機関がUNAIDS事務局とともに「共同スポンサー委員会」を構成し、「事業調整理事会」の常設委員会としての役割を果たしています。
1981年に初めてエイズの患者が発見されてから、WHOが中心となってエイズ対策を国際的に進めてきましたが、1990年代半ばになった時点でのエイズ患者は急激に増加し、エイズの感染が国際社会や国際経済に及ぼす影響が大きくなったことから国連の多くの機関と連携してエイズに対する取組の強化が求められるようになりました。UNAIDSの目的は、発展途上国でのエイズ感染被害の防止強化や各国の政府によるエイズ対策への支援の強化をすること、国連自体のエイズ対策の強化をすることにあります。さらに、活動としては、エイズに関する対策を提案したり、ガイドラインの作成、エイズの研究、人材育成を中心とした技術の支援、その他総合的にエイズに関する活動を行っています。ただ、UNAIDSは、エイズに対する多くの資金面からの支援や、情報提供、各機関のネットワークの強化は行っていますが、UNAIDS自体が直接プロジェクトを実施していく機関ではありません。

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