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UNCRDは1971年に日本国政府と国連が協定を結び設立した組織で、貧困や地域間格差、環境破壊などの問題抱える開発途上国の地域開発を支援する組織として設立されました。本部は国内の愛知県名古屋市にあります。
UNCRDの活動拠点は国内の愛知県名古屋市にある本部以外に、ケニアにあるアフリカ事務所と、コロンビアにあるラテンアメリカ及びカリブ海事務所、防災計画兵庫事務所が存在し、これらの事務所を足場に世界中で活動を展開しています。
扱う分野は、都市開発、防災計画、環境対策、経済成長など多岐にわたり、その中でも特に環境、人間の安全保障、防災の3つの観点に力を注いで活動しています。UNCRDの活動内容としては、開発途上国の行政官を本部に招いての研修、現地調査、情報ネットワークの連携強化、途上国政府への助言、各都市間の政策対話の促進支援などを行っています。また、これらの活動は「ミレニアム開発目標」と「我々の求める未来」に貢献する形で進められています。
また、阪神大震災後の1999年には防災計画兵庫事務所を設立し、自助、協力、教育の3つの観点に基づいた防災関連の活動を被災国などで行っています。
2011年以降は経済開発と環境保護のバランスを考慮するグリーン開発のコンセプトを下地にした計画・管理活動にも力を入れ、各都市の市長間の政策対話を促進する活動も行っています。
環境分野では、EST(環境面から持続可能な交通)と3R(ゴミの発生抑制、再使用、再生利用)に力を注いでおり、特にアジアにおけるモータリゼーション(自動車社会)の確立と温室効果ガスの抑制に関して積極的に活動しています。