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東日本大震災
the Great East Japan Earthquake

2011年の3月11日に発生した東北地方太平洋地震とそれが原因で発生した津波やその後の余震などの総称です。

東日本大震災とは、2011年の3月11日に発生した東北地方太平洋地震とそれが原因で発生した津波やその後の余震などの総称です。福島第一原子力発電所事故もこれに分類されます。震災の最初の発生は仙台市の沖70km、その太平洋の海底において日本周辺における観測史上最大であるマグニチュード9の地震が観測されました。これにより、宮城県の栗原市でこの地震における最大震度7、宮城や福島をはじめとする4県では震度6強の地震を観測することになりました。すでにいたるところで壊滅的な被害が発生することとなった地震ですが、真に恐るべきはその後に発生した様々な災害です。地震の後、場所によっては高さ10mを超える巨大な津波が発生し、これによって東北地方や関東地方の太平洋沿岸部は壊滅的な被害を受けることとなりました。

さらにこれらの津波がさらなる災害の引き金となりました。10mを超える巨大な津波に襲われた福島第一原子力発電所が全電源を喪失、原子炉の冷却が不可能となったことでメルトダウンが発生しました。これはのちに福島第一原子力発電所事故と呼ばれることになり、国際原子力事象評価尺度と呼ばれる原子力の事故や故障の危険度を評価する尺度において、あのチェルノブイリ原子力発電所事故と並び最悪のレベル7に分類される事故として歴史に名を残すこととなりました。このほかにも地震の揺れによって発生した液状化現象や地盤沈下、ダムの決壊などをまとめて東日本大震災とされます。
この災害による死傷者数は2万人を超えるといわれており、日本国内で自然災害による死者・行方不明者の合計が1万人を超えたのは戦後初めてとされており、太平洋沿岸を中心として1都1道10県で死者が発生しました。また、この死者の死因の9割は水死であり、これは死者のほとんどが津波に巻き込まれたことで死亡したことを表しています。また、水死以外の圧死や損傷死などの死因においても、その多くが津波が原因で発生した瓦礫によるものであり、非常に多くの命が津波によって奪われました。

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