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古い時代ではロバート・オウエンによるニュー・ラナーク等があげられるでしょう。しかし本格的に注目を浴び始めたのは1980年以降のことでした。アメリカやイギリス等のNPOは、社会保障費が大幅な削減が行われたことによって、深刻な資金不足に悩まされるようになり、新たな資金調達方法が模索されるようになりました。
ボランティア活動やチャリティー活動は収益を目的にしている訳ではなく、あくまで無償の奉仕活動に重きが置かれています。しかし、ソーシャルビジネスでは収益も目的にしているので、有料のサービスを提供して行くという点が前者と異なります。そのために、ソーシャルビジネスでは競合会社との戦いに勝ち抜くだけの企業的な体力や、力が必要になって来ます。
公的な補助金や助成金等に頼る場合、資金を出している自治体や各種財団が事業に介入して来るので、色々な制約がかかるのがネックです。しかしソーシャルビジネスの場合は、自らの収益が資金となるので柔軟に対応をすることが可能となります。
ソーシャルビジネスの特徴として、事業分野が政府や自治体が施行するような福祉政策と重なることもあります。しかし政府や自治体の手が回らない問題の解決をより先進的に積極的に行うという点で、社会に大いに貢献しているケースもあります。