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国際協力用語集ワード詳細

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ワークキャンプ
work camp

グループになって生活を送りながら様々な労働活動を行っていく合宿スタイルのボランティアのことを指します。

ワークキャンプとは、グループになって生活を送りながら様々な労働活動を行っていく合宿スタイルのボランティアのことを指します。国籍に関わらず、世界中から集まる仲間たちと共同生活をしながら、地域に住んでいる人たちと各種のボランティア活動に取り組んみます。

ワークキャンプは、生活環境に不便な点がある村や、環境整備が不十分の施設や地域で行われることが多く、生活のインフラを改善していくために、参加者が全員でボランティア活動に励みます。具体的な内容としては、村の清掃活動を行ったり、トイレの設置、家屋の修復や建設といったことから、村に住む子どもたちを対象に英語の教育を行ったり、植樹活動を行うなど、ボランティアの種類は多岐に渡ります。これまで経験がないという方や、特別に知識を持ち合わせていなくても、現地に住んでいる人たちのために自分ができることをしたい、という意志がある方なら誰でも貢献することが可能です。ワークキャンプに参加する上でポイントになるのは、現地の住民たちからの要望に合わせて活動を行っていくことです。
ワークキャンプを主催している団体によっては、キャンプが始まる以前に対象地に滞在して、住民たちのニーズを詳細に調査する下見を行うところもあります。一旦活動がスタートすれば、参加者が一緒になって働くことを通じて、自然に参加者同士の仲も深くなっていきます。様々な国から参加者が集うので、コミュニケーションは英語で行われることが多いですが、言葉を超えて触れ合いができることもワークキャンプの大きな魅力の一つです。
ワークキャンプへの参加と通常の海外旅行とを比べた場合、一番違うのは現地に暮らしている人たちの生活を体験して肌で感じることです。飲料水や電気のない状態や、ガスのない生活がどのようなものかなど、自分で体験することによって、考え方が変わったり、その土地の現実をより理解するための絶好の機会となります。
ワークキャンプは、海外の国に滞在しながら活動を進めていくだけでなく、日本国内でも色々な活動が計画されているため、日本にいても体験することが可能です。アジア圏やヨーロッパなど、世界各国から外国人のボランティアが集まって日本人と一緒に活動するので、世界の人々と触れ合うことができる貴重なチャンスと言えます。日本の農村で一緒にワークキャンプをする中で、農村に息づく昔からの知恵に触れたり、地域の人々と交流しながら新しい発見をすることにも繋がっていきます。

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