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気候変動枠組条約
Untitled Nations Framework Convention on Climate Change / UNFCCC

気候変動に関する国際連合枠組条約の略称で、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることで、将来の気候を保護することを目的として作成された条約です。

気候変動に関する国際連合枠組条約の略称で、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることで、将来の気候を保護することを目的として作成された条約です。この条約では、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、六フッ化硫黄といった温室効果ガスの増加が地球温暖化の原因となり、人類並びに自然環境に悪影響を及ぼすということを確認し、気候変動で起こるであろう様々な悪影響の防止を目指した取り組みや措置を定めています。
気候変動枠組条約の条文は1992年にニューヨークで作成されました。同年、リオ・デ・ジャネイロで開催された環境と開発に関する国際連合会議にて採択され、1994年より発効されました。日本は1992年に条約に署名し、翌年に国会での承認を受け、1994年より発効されています。
気候変動枠組条約は、枠組条約方式が採用された条約です。枠組条約方式とは、目的や一般的な原則のみを定めた条約で細かな点や具体的な措置・規定に関しては議定書などの付嘱書で定めるという方式の条約です。そのため、気候変動枠組条約にも詳細な規定を記した京都議定書が存在しています。
議定書内では、具体的な削減率や罰則を含む 詳細な規定が設けられています。またその中での柔軟措置も制定され、共同実施とクリーン開発メカニズム、排出量取引の3つを京都メカニズムという名前の柔軟性措置として採用されました。原則として、締約国の共通ですが差異のある責任、開発途上締役国の国別事情の勘案、速やかで友好的な予防措置などが挙げられ、それを元に条約の付随書締約国に対して、1990年代末までに温室効果ガスを排出する量を1990年の排出量まで戻すことを目標に削減のための具体的な政策の実施や予測の通報、審査を受けることなどを義務付けています。また、先進国に対して開発途上国における温室効果ガスの排出量を減らすための資金援助を行うことや技術移転を行うことを求めています

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