[ぼらぷらエッセイ]

『私が出来ることとしてあげられるのは,つな・・・』

私が出来ることとしてあげられるのは,つながりづくりである。
 私は社会福祉を専攻する大学に所属し,昨年度より他大学とつながるネットワークづくりに取り組んできた。私が所属する町だけでの活動だけでなく,隣町にある大学3大学と連携しその町で行われているイベントに自主的に参加するように働きかけ,現在に至っている。つながってきた大学ではコロナ禍の影響により活動が閉鎖的であったり,何か行動したいという気持ちがあっても思うように進まなかったといった声もあったり,入学してすぐにオンライン授業で後半から対面授業を迎えるも,今年になってサークル活動したが活動が出来るのかといった不安や将来はどうなるのかといった不安が多く寄せられていた。そのニーズを応じて,イベントに参加するようになってから新しい価値観が生まれていったのである。その価値観には,共生社会が出来ていること,多世代交流にもなり困っているのはみんなお互い様であること,当事者意識を持っての貢献力があった。また私は対面だけでなく,オンラインという場でもイベントを企画し,学生同士が集まるイベント6回や当事者団体を招くイベントを2回,企画して実行してきた。これらの観点からも,みんなが当事者意識を持っていくこと考える力を育み,自分の将来や今後自分が専門職になっていく上での創造力であったり,アクション出来る可能性を引き出していくためを目的に実施している。このように,みんながつながりが,一つになることを教訓に日本中だけでなく,機会があれば世界とのつながりを持っていけるようにしていきたい。
 新型コロナウイルス感染症による社会の変化から私たちは教訓に,今の時代の生きづらさを今後の次世代にどう伝えて,アクションして見せるかが問われている。その問いを一つひとつ取り組みながら,未来へとつなげていく,それは以前に研修で学んだピンチの時代からチャンスの時代である。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。