[ぼらぷらエッセイ]

『2年程前、私達の生活は突如制限されるよう・・・』

2年程前、私達の生活は突如制限されるようになりました。新型ウイルスの影響で行動には規制がかかるようになり、私達は精神的にも余裕を持てなくなりつつあります。
SDGsは世界的な問題に対処し、解決を図るためのものです。この17の目標を達成させるには政府や企業などの大きな団体だけでなく個人の協力が不可欠であり、2030年に向けて世界中の人々が気持ちを一つにして行動に移そうとしていたのです。実際に、そのための活動はすでに始まっていました。
しかし、新型ウイルスは人々の協力・コミュニケーション・希望をすべて阻みました。改善しつつあった状況は残念なことに、また引き戻されてしまいました。ですがSDGsの活動にウイルスが与えた影響を考えるうえで大事なことは、悪い方ばかりを見続けないことです。今世界中の人々は同じ問題に直面しています。そしてその問題に直面して初めて、私達はいかにSDGsを意識して行動していなかったかに気づくと同時に、国際的な協力に基づく全世界のつながりや、SDGsの重要性を改めて認識したと考えています。
この認識・意識を次の行動につなげる術を私達は知っています。すなわちSNS等を活用してその認識を広めることです。SNSでなら感染の可能性を考慮する必要はありません。されど広めるだけでは次の行動に繋げにくいでしょう。コロナ禍といえ、SDGsに対して私達が少しずつでも行動しなくてはなりません。
一人ひとりの認識を変え、一人ひとりの小さな行動を知ってもらうことが、SDGs達成に繋がります。今こそ世界中の人々の協力をもって乗り越えるべき時なのです。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。