[ぼらぷらエッセイ]

『 幼い頃に父を亡くし私はひとり親の家庭で・・・』

幼い頃に父を亡くし私はひとり親の家庭で育った。贅沢はできなかったが住居や食事に困ることなく不自由なく育った。だが母に聞くと、母が資格取得の為に学校に通っている間は収入がなく、助成金を受けることや医療費、保育料の免除で生活が成り立っていことを知った。所得の再分配により私は貧困の子供にならなくてすんだのだ。だが貧困にも絶対的貧困と相対的貧困があり、この日本にも7人に1人の相対的貧困の子供がいると言う。世界には絶対的貧困者も多い。SDGsの取り組みは、まず問題点、現状を知ることから始め、何から取り組むかを明確にする必要があると感じた。
貧困は連鎖する。親の貧困が子に受け継がれる現状。不幸の連鎖は断ち切らなければいけない。だからこそ子供は夢を実現する力を持たなければいけないのだ。その為に必要なもの、それは教育ではないだろうか。教育の平等、そして学ぶ環境が大切だと考える。日本は所得制限の上で高校までが学費免除されているが、まだまだ格差があると実感している。だが世界には学校がなく小さい頃から働かされている子供達も多い。教育は重要だ。問題解決の為に考える力も教育を受けるからこそついてくる。Learning For All の学習支援事業に興味を持った。大学生になったら是非参加したい。貧困の連鎖を断ち切ることが豊かな日本、住みやすい社会作りに繋がるのだと考える。
そして健康と福祉も重要だ。途上国の医療支援にも興味がある。私は医師を目指しているが日本だけでなく世界の人を健康にすることができたらと夢が広がる。他国の健康を守ることは日本の健康、自分の健康を守ることに繋がる。世界は繋がっている。他国の不幸は世界で助け合わなくてはいけない。
自分が今すぐにできる事は寄付だろう。ユニセフへの寄付は母が長年続けている。そこに自分の小遣いから毎月入れることを始めた。まずは私のアクション第1歩だ。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。