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オンラインSDGs海外ボランティア研修

[オンライン研修第2回]
SDGsの基礎について学ぼう②

2022年8月12日 22:09

わたしのSDGsアクション・感想

SDGsが掲げる目標を1つずつ学び、国際的な社会問題と今後求められる解決策を捉えることができました。また、これらを踏まえたうえで「自分にできることは何か」について考えるきっかけにもなりました。そして、テキストを読み進め理解を深めていくうちに、
① それぞれの目標が互いに関連していること
② いくつかの目標において抱えている課題の共通点
を見出すこともできました。

まず、①についてです。例えば、

目標3「すべての人に健康と福祉を」
目標6「安全な水とトイレを世界中に」
目標4「質の高い教育をみんなに」

これらについて「トイレ」を軸に考えたことで、関連性が見えてきました。
私たちが毎日使っているトイレは、日常生活の中で必要不可欠なものの一つです。安全で・快適に・安心して使えるものであるからこそ、毎日使うことができ、健康維持にもつながっていると思います。このように、健康を維持するためには、まず衛生状態をきれいに保つことが大切です。
そこで、この衛生状態を保つために最も大切なものは、「水」にあると思いました。
水洗トイレが主流の今、きれいな水があるからこそトイレの衛生面が保たれています。
実際、私が10年前に訪れたシェムリアップ村にある小学校でトイレを借りたとき、便器脇にあったバケツの水には大量の蚊がとまっていました。こうした状況から、マラリアを始めとした感染症につながることも考えられるため、きれいな水の役割はとても大きいことが考えられます。
他にも、用を足した後に手を洗うためには、きれいな水が必要です。
こうした観点から、目標3と6は、主に衛生状態の維持が目的となっている一方で、健康維持のために求められることが、手洗いを習慣づけるための「教育」です。それぞれの国や地域に住む彼らに、「なぜ手洗いが必要なのか」「手洗いをしないと健康面にどのような危害を及ぼすのか」について、彼らの日常生活に即した観点で伝え続けることが、やがては習慣となり、多くの人の健康維持につなげることができるような気がします。

そして、②についてです。

目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
目標8「働きがいも経済成長も」

において、考えられる共通点は「同じ課題であっても、国や地域によってその形は様々であり、アプローチの仕方も変わってくる」ということです。
途上国と先進国それぞれに課題があるものの、途上国は肉体的苦痛を伴う深刻な状況が大きな問題であることを強く感じました。人身売買や女性器切除といった慣習的なものや児童労働など様々です。これらを断ち切るために、まずは「教育」によって、健康的な生活の概念や基本的生活習慣について伝えることがきっかけとなるのではないでしょうか。現地の人々が、それぞれの年代に応じて健やかに生きていくための知識・技術を得ることが第1歩だと思います。慣習的なものは、それぞれの国や地域によって「良い」ものとして続けられてきたからこそ、根本的に概念を変える必要があります。しかし、こうした意識改革は彼らにとって大きな変革となるため、もしかしたらすぐに受け入れることは難しいかもしれません。ですが、世界中の誰もが「平和」「幸せ」「安全な暮らし」を願っていると信じています。だからこそ、改めてこれらのかたちを見つめ直し、正しい方向へと修正する必要があるように感じます。彼らがより明るく健やかな未来を歩むために、新しい慣習が定着することで負の連鎖が断ち切られることを期待したいです。