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オンラインSDGs海外ボランティア研修

[オンライン研修第4回]
LIVEボランティア実践①(カンボジア)

2022年8月16日 19:33

わたしのSDGsアクション・感想

今回担当した子どもたちは、小学2年生の3名でした。これまでのLIVE授業ボランティアや交流イベントで関わった中で、最も小さい子どもたちで、何事も一生懸命に取り組む姿がとてもかわいかったです。
また、あいさつをはじめ、どの学習にも意欲的な姿勢が印象的でした。
かるたでは、私が読み札を読んだ直後にすぐ札をとるほど、日本語の理解力が高く驚きました。
質問タイムでは、先生にフォローしていただきながら、回答したり質問したりしてくれました。子どもたちが私に質問をするとき、聞きたい内容を自力で考えていた様子が伝わり嬉しかったです。しりとりでは、3人で協力しながら知っている日本語を教え合っている姿が微笑ましかったです。
「すずめ」「ひまわり」「ごりら」「りんご」などなど、幅広いジャンルの語彙を知っていました。
 また、現地の大雨により、途中で電波が途切れてしまいましたが、先生の熱心な対応のおかげで無事に最後まで授業をすることができ、本当にありがたかったです。
 この体験を経て、これまでの学習の進め方に関して、改めて反省点を見つめ直すことができました。
2回のLIVE授業ボランティアでは、教科書をひたすら読むような一方的な授業形態で進めてしまいました。それに対し、交流イベントや今回のようなアクティビティがメインの授業形態では、子どもたちの表情がとても生き生きしていて、学習に取り組む姿勢が最後まで意欲的な様子が見られました。
 また、目標項目4にもある「質の高い教育」についても考えさせられました。
 「質の高い教育」を達成するために、私たち大人は大きな役割を担っているように感じます。それは、子どもたちが主体的に学ぼうとするきっかけを与えるということです。
 そのためにまず、子どもたちが安心して学習できる安全・快適な環境づくりは必須です。そして、これが保障されたうえで、子どもたちが学ぶことに喜びや楽しさを感じられるような機会を設けることが大切だと思いました。
 また、これらは学校と家庭の両方向からアプローチできると考えます。
 例えば、学校の場合、指導者による年齢に応じた子どもたちに合わせた教材づくり、コミュニケーション、綿密な学習計画が求められます。家庭の場合は、絵本の読み聞かせや身の回りの環境に触れながら様々な経験をさせる…といったことが考えられます。
 このように、子どもたちにとって学びの機会を保障するためには、私たち大人も学び続けていくことも必要だと思います。私たちが次世代に語り継ぐことは、これからを生きる子どもたちにとって、先を見通して適切な判断と行動する「きっかけ」となり、やがては生きる力へと発展すると考えるからです。
 これらを踏まえ、目標項目4が意図している、子どもたちの学びの機会を保障する意味と、私たち大人も学び続けることを意味した生涯学習の必要性について、理解を深められたように感じています。
 世界規模で1人でも多くの子どもたちに「質の高い教育」の機会が保障されることを願うばかりです。
 子どもたちが、整備された環境のもと、学ぶことによって自分の興味・関心に気づく。学び続けたその先に、色とりどりの未来という花を咲かせる。
 教育には、子どもたちが夢や希望をもつことができる偉大な力があるからこそ、必ず達成すべき重要な課題であると強く思いました。