[ぼらぷらエッセイ]

ぼらぷらエッセイ

『新型コロナウイルスの蔓延と同時に、アジア・・・』

新型コロナウイルスの蔓延と同時に、アジア人に対するヘイトスピーチや、暴力などのニュースを聞く機会が増えました。米国の非営利団体ストップAAPIヘイトによれば3月16日、同団体に報告されたアジア系住民などへの差別的事件は、2020年3月19日~2021年2月28日に報告された差別的事件は3,795件に上ったということです。これは、およそ1日に、平均10件以上起きていることになります。また、そのうち身体的暴行が11%も起きているという事です。私は、この様な差別を無くす為には、正しい情報の公開が不可欠だと思います。アジアの国々でも多くの人々が犠牲になっているという事実や、多くの企業や団体が蔓延を防ぐ為に努力をしている事を伝えることが必要だと思いました。私自身も、知り合いのアジア以外の地域にルーツを持つ友人と、問題に対して対話をしたりするように努めようと考えました。また、人種差別解消に向けた取り組みを行っている企業に対して、製品の購入を積極的に行う事をしたいと考えました。個人の力では難しくても、団体など多くの人の協力があれば変わっていくと思います。また、もし差別を受けた際には、自分の意見を主張出来るように、自分の考えをまとめておく事にも取り組みたいと思います。以前、アジア人差別の動画を見た際に、その動画では笑いながら、冗談の様に目を吊り上げるジェスチャーをしていました。こうした差別を受けた際には、不快で辛い思いをしたと伝える事が必要だと思います。上記の様に、差別をジョークの様に考える人もいるからです。そして、差別というのは世界各地で起こっている問題です。アジアという、国を枠とするだけでなく、性別、年齢、容姿など様々な差別が起きています。この差別問題から目を背けてしまったら絶対に差別はなくならないと考えます。他人事とせず、主体となってこの問題を無くせるように努力したいです。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。