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シルクファーム・カンボジア
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シルクファーム
Silk Farm

カンボジアメインイメージ

1概要

シルクファームとは?

シルクファーム

シルクファームを運営する会社は、社会的企業(ソーシャルカンパニー)として、カンボジアの若者達及び障害を持った人達が、自立した生活を送れるよう援助する事を目的としています。 シルク製品のみに限らず、石仏や木彫りなども含むカンボジア伝統芸能を通して、伝統を絶やさず後世に伝えていくとともに農村部の若者たちに雇用支援をしています。

農村部の貧困

カンボジアの貧困層90%は農村部に住んでいると言われています。働き盛りの若者たちの多くは職を求めてタイなどに出稼ぎに行っていますが、出稼ぎの雇用状態は決してよいとは言えず、体調を崩してしまう人が多いようです。
教育制度も整っていない農村部では、条件の良い仕事につくための教育やトレーリングを受けられず、また貧困に陥ってしまうという負のサイクルがまわっています。

若者たちへの支援

そんな若者たちへ、シルクファームはフェアな賃金、安全な労働環境、社会保障を与えています。しかし、それだけではありません。職人になるための教育や、トレーニングも無料で提供し、また一人前の職人になるまでの間(6~9ヶ月間)は生活手当を補償し、安心して技術を磨けるような環境をつくりだしています。

若者たちが自立して生活できる環境を整える支援をしています。

2現地の様子

トレーニングの様子

シルクファーム

緑色のTシャツを着ているのが18歳から25歳までの若い手織り職人の卵達です。
経験豊富な指導者より丁寧に1つ1つ教えてもらい6ヶ月から9ヵ月で技術を磨き上げるそうです。
シルクファームのカンボジア機織り職人は、なんと現在235人!見習い生はシルクではなくコットンで織り方を練習し、上級者はカンボジアの伝統的な絣柄(ホールラバウク)やピダンまで織ることができるそうですよ。

シルクファームのシルク作り その1

ゴールデンシルク★

シルクファームは8ヘクタールの敷地があり、そのうち5ヘクタール(東京ドーム約1個分)が桑の木畑です。
『桑の葉無くして、シルクは出来ず。』
桑の木は、職人の手によって刈り取られ葉っぱが全て蚕のえさとなります。

その2

ザルで繭を作らせます

カンボジアの蚕の品種は日本と違い金色の糸を出し繭を作ります。別名 『ゴールデンシルク』と呼ばれるほど、つややかで美しい繭です。
47日周期で、卵から繭へと成長し上手く育つと47日間で1万倍の大きさとなります。
昔は枝の中で繭が作られていたそうですが、シルクファームでは蚕が糸を出す前に大きなざるに移しその中で繭を作らせています

その3

糸を紡ぎます

鍋に30個~40個の繭を入れ1つづつの繭から繊維を取り出し、シルクの糸をよりながら紡いでいきます。
お湯で糸をほどくため、鍋の下にはガスコンロを設定しまるで繭をゆでているようです。
1つの繭の外側からは太い糸、内側からは細い糸と2種類の糸がとれます。
その生糸をシルクファームの職人が手作業で巻いていきます。

その4

Img20060425-323

その後職人が機織り機で織ります。
使用されている機織り機は、カンボジアの伝統的なもので、手と足を両方動かしながら織り込んでいきます。
シルク製品完成!お店に並べます♪

職人たちの作品

彫刻完成③

職人が手掛けた「ピダン」という種類の作品です!シェムリアップ市内のレストランで飾られています♪
高度な技術が必要となり、シルクファームでもあまりたくさんは作れないとのことです。
ちなみに、「ピダン」というのは、「シルクの手織りの柄でもっとも難しい複雑な模様の入っている布」を指すようで制作に約半年もかかるそうです!

Malis_items (22 of 44)レストラン内’

シルクファームの職人が8ヶ月もかけて作成している彫刻品です!これからプノンペン空港内に展示されるようですよ^^

活動の様子

ぼらぷらでは、シルクを実際に制作している工場を見学させていただいています。蚕が幼虫から成虫になる過程から、機織り機でシルク製品を作成し販売するところまですべての行程を視察することができます! 見学した行程を経て作られたシルク製品、また職人たちが作った作品が購入できるショップでお買い物もできます。

3参加者の声

“職人が一つ一つ手作業でつくっている光景をみてすごいと思った。”

“実際に人が自分の手で作ってる所を見れて、もっと自分の衣食住の大切さに気づけた。”

“シルクにかける愛情やスタッフさんへの思いやりが伝わった。”

“シルクの作り方を全く知らなかったので、1から知ることができてよかったです”

“糸の色が元から金色というのが不思議に感じました。染色する前もした後もこんなにキレイなんだと思いました。”

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