1概要
バリ島と貧困
バリ島、といえば青い海青い空のリゾート。あまり「貧困」というイメージはないのではないでしょうか? しかし、バリ島が位置するインドネシアは著しい経済発展を遂げた今でも、10人に1人が貧困層と言われています。なぜでしょうか?それは、過去20年で急速に富裕層と貧困層の格差が広がったからです。 イギリスの国際的NGOオックスファムの統計によると、インドネシアは富の格差が世界ワースト6位で、富裕層4人が貧困層1億人分あわせた富よりも多くの富を持っているそうです。
孤児院設立の背景
最初は学校中退者を支援している施設でした。アグン山の噴火によりインドネシア全体の経済が深刻なダメージをうけると、学校を中退せざるを得ない子どもたちがたくさんでてしまい、この施設にやってきたそうです。 このような背景があり、この孤児院は設立されました。
住み込みをする孤児院
この孤児院には幼稚園から高校生(5~19歳)くらいまでの子どもたちが100名ちょっといます。子どもたちはインドネシア全土からやってきますが、多くはバリ島またはスンバから来ています。 子どもたちは寄付では補いきれない食糧の不足分を補うためにも畑で野菜を育て、鶏のお世話もしています。
2現地の様子
活動の様子
孤児院に住み込みで滞在します。住み込みだからこそ、たくさん子どもたちとのふれあいや、子どもたちがどんな生活をしているかなど見ることができます。参加期間中2回、会員さんたちが子どもたちのために夕飯を作れる機会があります。約100人分作らなければならないため大変ですが、この機会に日本の味を試してもらうのもいいかもしれません♪※材料は近くのスーパーで調達します。費用は自己負担となりますので、あらかじめご了承ください。
3参加者の声
“孤児院での生活は子どもたちの名前を覚えるのに必死でした。日本から持って来た折り紙や習字で遊んだり、インドネシア語で会話ができた時にはとても楽しかったです。孤児院で最後の夕食の際、子どもたちが歌を歌ってくれた時はとても感動しました。”
“孤児院では、子どもたちみんなの目がキラキラしていて、笑顔が絶えなくて幸せそうで参加する前の孤児院のイメージとは真逆でした。英語、日本語、インドネシア語の3ヶ国語を交えながら会話をし、時には伝えたいことが伝わらなく悔しい思いもしたけど、それも忘れるくらい1週間はあっという間に感じ、とても充実していました。”
“孤児院はあまり綺麗じゃないかな?子ども達はそんなに明るくないのかな?の私の中の勝手なイメージはすぐ覆されました。 (なんだ〜意外といい暮らし出来てるんだ。)が正直な感想です。服がボロボロで汚れてて、ご飯も少しってゆう勝手なイメージを持っちゃってたので、部屋が綺麗で、服もオシャレしてて、髪の毛もサラサラ、男の子はワックス?で髪の毛をととのえてる。普通の年頃の女の子男の子で安心しました。でもぼらぷらスタッフさんの説明で聞いた言葉を思い出しました。「みんなが思ってる以上に、孤児院のみんなの最低限の衣食住は充実してる。でも家の貧困などが原因で、将来の夢を諦めてる子が多い。そうゆう意味では、孤児院の衣食住のボランティアではなく、さらに1歩上のボランティア。難しいよ?」 夢を持てない…切ない。と思ったと同時に、私たちが子ども達に与えられる影響はなんなのか、すこしでも私たちがみんなのなんかのきっかけになって欲しい。色々考えました。 スタツアを終えて、子ども達になにかきっかけを与えられたかって言われるとたった6日間じゃ難しいと思います。ですが、その考えて積極的に子度も達と向き合った6日間は私にとってとても大きな財産になりました。 すごく気になって最終日近く 夢はある?って聞いた時 “CAになりたい” “自分の島のガイドになって家族を助けたい” “英語の先生になりたい” って言ってくれた時すっごく嬉しかったのを覚えています。 中には”夢は嫌い”って言う子もいたけど、そうやって会って間もない私に言ってくれただけでも、向き合えたんじゃないかな、と思っています。 孤児院のみんなは笑顔がステキすぎる! 幸せな生活が出来ている日本人よりも全然笑ってるし、純粋な笑顔に私も心洗われました。笑顔与える気持ちで行ったのに、笑顔を与えられちゃってる自分…。 言葉が通じなくても笑顔で心が通い合っていました。 お別れ会の時は歌をプレゼントしてもらい、号泣してしまいました。こんな短い期間でこんなにも子ども達に感情移入させられたのは、子ども達の純粋な心と笑顔のお陰かな〜 行くまでは本当に本当に不安だったけど 今は行ってよかった!実際に見て触れる事ってとっても大切!子ども達に感謝。将来それぞれどんな形でも絶対に幸せになってほしいって心から願います。 この6日間の経験は一生大切にしたい思い出です♪”
“最初は語学力、どんなことをすればいいのか、子ども達と仲良くなれるかなど様々な不安があったのですが、その不安は子ども達にあった時に吹っ飛びました。 大きい子は基本英語を話せるし、ちっちゃい子とは本を見ながらちゃんとコミュニケーションをとることができました。わたし自身英語も苦手で不安だったのですが、意思疎通できることが本当に嬉しかったです。何をしようと考えて、わたしにできることは日本語を教えることでした。年齢もみんな違って、日本語の出来具合もちがって、難しかったですが、次の日に同じ子からまた日本語教えて!と言われた時には本当に嬉しかったです。”