1概要
フィリピンと貧困
フィリピンでは4-5人に1人が貧困層だと言われています。急速に成長する経済の裏で、ゴミを拾ってなんとか食いつないでいる子どもたち。高層ビルとスラム街が併設する、そんなように国の中で格差が目に見えるのが現状です。 格差を示す「ジニ係数」は43(2012,年、世界銀行のデータ)と言われてもよく分からないかもしれませんが、実際に現地に行って、自分の目で見てみるとその数字の意味が、大きさが、体感できると思います。 また、その中でもマニラは職をもとめ移り住んだ人々が多く人口密度が高いです。しかし、移り住んでもよい仕事は見つからず人々が密集したスラムのようなところに住んでいる人々も多い状態です。そんな中学校に行けなかったり、働かされたり、人身売買のターゲットになったりなど保護が必要な状態の子どもたちがたくさんいます。
孤児院
まるでひとつの村のような孤児院。8軒ほど家があり、それぞれの家に母親を担う方と6~8人程の子どもたちが本当の家族のように暮らしています。1988年から子どもたちへの支援をしています。 災害の際には緊急支援をしたり、孤児院出身の子どもたちへの就職支援など子どもたちが健やかに成長できるように尽力しています。
2現地の様子
活動の様子
子どもたちと交流していただきます!一日半滞在するので、慣れてきたらセンターのお掃除や畑仕事、ごはん作りや日本語授業などその時にできることも行いましょう♪(孤児院のその時のニーズによって臨機応変に行ってください)
3参加者の声
“ストリートチルドレン出身の子どもたちもいる孤児院では子どもたちと一緒に遊びました。最初、タガログ語や英語を話せないので意志疎通が出来ないことが不安でしたが、一緒に折り紙やスポーツをしているうちに言語の壁がなくなっていき、本当に楽しむことが出来ました‼あと、みんな貧しさを感じられないほど笑顔が素敵でした。 フィリピンはストリートチルドレンを保護する施設が多くあるが、施設も限りがあるのでそれが今後の問題だと思いました。支援するのにもお金と人員が足りていないのが現実です。 日本という国にいたら見れなかった光景でした。世界にはこのような光景もあるのだということを友達にも伝えたいと思います。”
“孤児院で抱っこした小さな子どもの笑顔もスモーキーマウンテンの中で生活する子どもの笑顔も、活動中出会ったすべての子どもたちの笑顔がキラキラしていました。家がボロボロで生活が貧しくても家族と一緒に暮らすことを望む子どもたちもいることを知って気づかされたこともありました。”
“私は英語やタガログ語が喋ることは出来ませんでした。そんな状態で子どもたちと接することになりました。言葉が通じない私は誰よりも笑顔やアイコンタクトで接することを心掛けました。すると、子どもたちも笑ってくれたり楽しそうに接してきてくれたのでとても、嬉しかったです。言葉が通じなくても笑顔で接すること通じ合えることが出来ると知り、とてもいい経験になったと思いました。”