『ジェンダー問題』
現在世界ではSDGsの目標達成を推進している。17ある目標の中で私は目標5の「ジェンダー平等を実現しよう」に焦点を当てていきたい。ジェンダーという言葉を一度は聞いたことがあるだろう。ジェンダーとは社会的、文化的につくられる性別のことだ。その問題に対して私が今出来ることは多くある。
第一にジェンダー問題の現状を知ることだ。ジェンダーは世界中でどの国においても問題視されている。女性というだけで、格差が生まれてしまうことが少なくない。以前私は、仕事の場に置いて男女で雇用条件や待遇が異なるというニュースを目にしたことがある。女性というだけで活躍の場が奪われているということだ。また、仕事の場だけではなく、家庭内においても女性に対する暴力が問題として挙げられる。何か一点に集中しているのではなく、社会全体でジェンダー格差は生じているのだ。
日本も例外ではない。それどころか日本はジェンダー意識が根付いた国と言える。例えば、家事・育児問題だ。家事や育児は女性がするものとして認識され、男性の介入率が他国と比べて低い。近年、イクメンという言葉を耳にするが、それでもこの問題は未だ解消するに至らない。さらに、女性は出産により会社を退職したことで、その後の社会復帰が難しいという点も問題視されている。育児休暇制度がある会社も増加しているが、やはりその割合は他国と比べて低い状態にある。
先進国でさえジェンダー問題を抱える中、途上国ではさらに大きな問題となっている。途上国に住む女性は学校に通えず、一日中労働させられている。そのため、途上国では読み書きができない人の60%以上が女性である。また、児童婚が行われている地域がある。出産できる年になったら、自分の意思とは関係無く結婚させられるのだ。このように、男性との人権格差が大きいことがわかる。
第二に幼児教育から平等についての学びを取り入れることだ。ジェンダー格差を減らすためには、幼児教育が重要だと考える。私は以前興味深い動画を見た。それは、幼稚園で男女22人に消防士、外科医、戦闘機のパイロットの絵を書かせた。その結果66枚の絵のうちたった5枚だけが女性で描かれていた。このようにジェンダーイメージは幼い時期から決まってしまうのだ。ジェンダー格差をなくすには幼児期よりジェンダー平等の教育が必要だ。スウェーデンの幼児教育を例に挙げてみる。スウェーデンは1歳からの就学前教育に力を入れている。その中で民主主義と平等を土台とした学びをしているのだ。そのためスウェーデンは世界の中でもジェンダー格差が少ない国と言われ、幼児期から学んだことが未来にも生かされている。幼児教育において私が出来ることは、幼稚園や保育園へボランティアに行くことだ。全ての人々は平等であるということを紙芝居などで教えることができる。
第三にNPOやNGOに寄付をすることだ。直接的ではなくとも間接的に問題解決への協力ができる。それは教育や労働問題に対してや、食料問題に対してなどジェンダー問題に関わる問題解決にもつながるだろう。
このように私がジェンダー問題を解決するために出来ることは数多くある。そしてこれはあらゆる世代の人々も同様に行うことが出来る。この問題は私たち全員に関わる問題だ。現状に目を背けず、直接的でなくとも間接的に何か行えば、それが問題解決への一歩になるだろう。持続的な社会のために、今出来ることを探し、それを未来につなげることが重要だ。
満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい
勉強になった!
今年はコロナウイルスという事態になり、この夏海外でボランティア活動をしようと思っていましたが、海外へ渡航できる状態ではなくなってしまいました。そのため、日本にいながらもなにか出来ないかと思い、このオンラインボランティアに参加しようと思いました。
SDGsは学校で学んだことはありますが、内容が浅かったため、今回深く学ぶことができてとても勉強になりました。SDGsの目標達成のため自分ができることを考えるきっかけにもなり、今から実践していこうと思います。
大学へ進学してもSDGsは重要になってくると思います。そして、私はボランティアにも興味があるので、今回の学びを生かしていきたいです。
自分も世界の一員だということを実感できる、とても良い経験と知識を得られます!