『農業で世界を救うヒーローになるための方法』
この研修を通して見つけた私なりの貢献の仕方、それは「自国の農業生産を活性化させて世界の人々を救う」である。一見、自国の農業生産と途上国での問題は繋がっていないように感じるかもしれない。しかし、今回のSDGs研修を通して世界中の国々に相互依存している日本だからこそ、他国の問題と深く関わり合ってるのではないかと考えた。特に食料については、国産のみで賄った場合まるで戦時中のような食事に戻ってしまう。今の私たちの食卓が鮮やかで豊かなのは、紛れもなく世界の国々から輸入されてくる食料のおかげなのだ。飢餓に苦しむ生産側の途上国とロスが出るほど飽食な消費側の日本、この矛盾の溝はこれ以上深くなってはならない。また、生産側である途上国の問題は飢餓だけではない。間接的に児童労働の原因にもなっている。
児童労働の問題は実に根深い。両親や兄弟のために本来は教育を受けるべき年齢から、低賃金で厳しい労働環境の中で朝から晩まで働き通す。自分たちが作っている作物が先進国でどんな風に加工されて食べられているか知らずに働いている子どもも珍しくはない。日中は働きに行くため学校には通わず、自分を成長させる教育機会を失ったまま大人へと成長し、貧困から抜け出せないまま自分の子どもにも同じ思いをさせてしまう、まさに貧困の負の連鎖が生まれる。ではこのように子どもたちが働かなくてはならない環境をつくってしまった原因は何か。それは私たち消費者側に一部の原因があるのではないだろうか。「安価で大量に」の消費者の利己的な考え方は、いずれ生産者を苦しめる。ここでまず挙げられる解決策として、途上国からの輸入をストップするという意見が出るかもしれないが、消費者側にとって一度知ってしまった利便性をゼロにすることは到底無理な話であり、生産者側にとっても輸入用作物の収益がゼロになることは、お互いにとって良い策とは言えない。そこで私が提案したいのは、序論にも書いた「自国の農業生産を活性化させる」ことだ。消費国である日本が世界有数の生産国になれれば、自国の生産物で国民の食料を賄えることから今までの「安く大量に」輸入は緩和され、生産者側が抱えている児童労働問題を減らす一助になり、さらに途上国の資源である作物を消費国が必要以上に奪わないことから、飢餓問題の解決にも繋がるのではないかと考えた。そして私自身は「自国の農業生産を活性化させる」立場に立って、間接的に飢餓や児童労働問題解決に取り組みたい。農業大学に通っている私は、以前から地方の農家さんのところへ農作業しに行くことが趣味で、「47都道府県すべてを農業してまわる」という目標があり、自分が知り合ってきた日本の農家さんの育てている農作物や、大切にされている理念を消費者の方々に届けられるパイプ役のような存在になりたいと考えており、そのために動き始めているところだ。
この研修を受ける前、19歳の自分には「世界の諸問題を解決する誰かになること」はとても大きな壁に感じていた。しかし、今の私の身の丈に合った私にしか出来ないことがあることに気づいた時、それが行動を起こすエネルギーへと変わった。「農業で世界を救うヒーロー」になって、日本だけではなくいつかは世界でも挑戦していき、世界を変える「誰か」に私はなりたい。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい
LIVEボランティアが楽しかった!
2020年春、夏の二回とも申し込んでいたスタディーツアーがコロナウイルスの影響でキャンセルになってしまい、ずっと悔しい思いをしてました。どうしても現地の方々と繋がる活動をまだ時間に余裕がある大学二年生のうちに参加したいと思い、今回申し込むことを決意しました。この自粛期間に大きな活動はできないかもしれませんが、このオンラインで受けるスタツアを通して途上国の人々に対して自分ができることを模索していきたいと考えております。
文面より動画での学習はとても分かりやすく、とても面白く勉強することができた。LIVEアクティビティも初めてカンボジアの子どもたちと画面越しに交流できてとても楽しかったが、例文にのっていない質問をするとあまり理解してくれないみたいで、かなり定型的なアクティビティでないとスムーズにいかないところが少し難点であり、子どもたちとの関わり方を考え直すきっかけになった。
やはり、ライブアクティビティの経験を活かしてカンボジアに実際に行って、アクティビティでやったゲームを一緒にやりたいと思った。また小論文にも書いた自分だからこそできることにこれからは力を入れていきたい。
自分が挑戦してみたいことを発見する研修期間にしてください!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
ライブアクティビティでは生徒たちのフォローをしてくださり、ありがとうございました!カンボジアに行ったときは、皆さんに街を案内してもらいたいです!!