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[ぼらぷらSDGs小論文]

紹介割コードin652306394
わたしのSDGsアクション

『教師の私がすべきSDGsの取り組み』

小論文

『教師の私がすべきSDGsの取り組み』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 世界では、環境破壊や経済格差、食糧問題などが課題に挙げられている。学校は社会の縮図とも言われているが、半年間の教員生活で給食指導や学習指導などの場面で生徒にも同じような課題があると感じてきた。そこで私は、一人の教育者としてSDGsについて正しい知識を身に着けるとともに、未来を担う子どもたちに対して、そして世界に対してSDGs達成のために以下の3点に取り組む。
 1点目は、授業力の向上である。この目的は、子どもたちが学ぶ楽しさを実感し、主体的に学ぶ力をつけることで将来の視野や可能性を広げさせることにある。現在は、教員になったばかりで、確かな授業力が身についていない。また、特に今年度はコロナ禍による感染症対策もあり、授業中の話し合いの場面や実験などが制限されており、学びを共有できる場面が少ない。しかし、緊急の時だからこそ、授業を通じて世界のコロナの事情を正しく伝え、理科的に探求する力を養わなければならない。本研修でのカンボジアの子どもたちや先生から、学ぶことで将来の可能性が広がり自己実現につなげることができることを学んだ。私も教員として子どもたちが授業を通して主体的に課題に取り組む力を身に付けさせ、生徒全員が質の高い教育を受けることが達成できるようにすることを目指す。
 2点目は、給食指導に力を入れることである。この目的は、生徒に対しては健康保つこと、世界に対しては飢餓と貧困をなくすことにある。これまで、学校の指導方針として時間内に給食を食べることが重視されておりどの学級も残飯が多いが、何も指導できずにいた。しかし、本研修で日本で無駄になっている食糧は、世界で食糧難に陥っている国に援助されている食糧の2倍にもなっているということや、肉を捨てるということは肉の飼育にかかった水やえさを無駄にしているということにもなることを学んだ。子どもたちは、日本が食糧に恵まれているにも関わらず食糧を無駄にし続けていることに危機感を感じられていない。給食の残飯をゼロにすることは、SDGs達成への大きな一歩になるということを伝えなければならない。そして、子どもたちが食糧と貧困問題の改善に前向きに取り組めるようになることを目指す。
 3点目は、国際教育に力を入れることである。この目的は、子どもたちが世界の事実に関心を向け、学ぶ目的や将来職に就く目的を明確に見出すことにある。私は、これまでにスタディーツアーや、本研修でカンボジアの子どもたちと関わる機会があった。その中で、カンボジアに行って一番驚いたことは、経済と教育格差である。カンボジアにも日本と同じようなデパートがあり、きれいなタピオカ店やトイレがあった。一方で、村では、ごみが至る所に散乱していることや、学校に通えていない孤児院の子どもたちがおもちゃの正しい扱い方を理解できておらず、結果として壊れたおもちゃがごみとして散乱してしまうことなどの環境課題や貧困問題などを感じた。小学校に通うことのできている子どもたちは、日本語が流暢に話せ、ゴミが拾えるなど、ある程度の学力や社会性を身につけていた。ここで世界の事実を知ると解決すべき課題や目標が明確になることを感じた。この経験を生徒に話し、学ぶ意義や将来職に就く意義を明確にさせたいと感じた。
 SDGsの達成のためには、多くの人が世界の課題を知る必要がある。私は、まずは身近な生徒の課題の解決に努め、生徒がSDGsへの意識を高めさせる。そして、その意識の輪が生徒の家族や他者に広がることで、多くの人の意識改善につながるよう教育者としての役割を果たす決意である。

ぼらぷら

「教員」という立場でSDGsを「自分ごと化」し、日常からどのようなSDGsアクションを実行できるか、具体的な行動を論じてくれました。授業に加えて給食指導や国際教育など、多くの場面でSDGsとの関わりを意識することで、日々の視点がガラッと変わったのではないでしょうか。今後は一教員のなほさんから、クラス、学年、教員同士、そして生徒から家族へと、少しずつSDGsの輪が広がっていくことを期待しています。

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

大変満足 5つ星評価

受講前の気持ち

SDGsについて学びたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある

受講後の気持ち

一生モノの学びになった!
勉強になった!
LIVEボランティアが楽しかった!

研修を受講した理由を教えて下さい

コロナの中で就職し、なかなかうまくいかない日々の生活に刺激が欲しい。目標がない。初任研でSDGs国際教育を学び、もう一度ボランティアに行ったカンボジアとつながることで日本の子供たちに還元したい。将来、校務分掌のうち環境教育やボランティアに強くなりたい。

研修を受講した感想は?

私は、カンボジアに対する恋しさと帰省できない夏休みの手持ち無沙汰を満たすために、何かできることはないかと思い、このボランティアをはじめました。初めは初任研で学んだ国際教育を他の受講者よりも詳しく学んでやろうと言うただの負けず嫌い精神と物好き?でしたが、現地とのzoomを通した交流やカンボジアを中心としたSDGsについて深く学ぶことができました。そして、夏休みの学びや体験を自分の生徒に話しました。すると、子供たちはとても興味を持ってくれました。また、カルタなどをした経験を話し、仲間づくりの活動にも活かすことができました。今、いただいたバッヂを名札につけ、学校職員で唯一SDGsのバッヂを光らせています。社会人になっても海外と繋がれて、より深くSDGsにされたことが何よりの収穫です。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

今後はもちろん生徒に還元します。総合の学習で、SDGsの先駆者としていろいろ提案をしたり、授業の中や給食指導でもSDGsを取り上げます。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

とにかく楽しむのが一番の学びです。頑張って下さい。

ぼらぷらへ応援メッセージ

会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!

LINEでいろいろ聞いたりした時も、忙しかっただろうに丁寧に回答していただき、とても気持ちよく受講できました。何より3回目もzoomボランティアをしたいと申し出たときに私のわがままを快く聞いて対応してくださったのは感謝です。Liveアクティビティでの最後の現地の先生の挨拶に寂しさがこみあげました。どうかカンボジアの皆さんもお元気で、いつかまたあえるといいなとおもっています。

ふきだし

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