『高校生流・「試行錯誤」論』
現在、我々の世界ではエネルギーを十分に使う事が出来ない人々が存在する。先進国では十分に電気やガスが供給され、夜中に当たり前に課題や仕事ができるのに対し、発展途上国にはエネルギーが行き届いておらず、暗くなると同時に活動を停止せざるを得なくなってしまう人々がいる。その数、およそ8億4000万人。同じ地球に住んでいるのに、持つ者と持たざる者がいるこの現状を、他人事とするには大きくなりすぎたこの課題を我々はどのように対処するのが正解だろうか?
また、過去には欧米列強や日本を始め、世界では産業革命が起こり、人々は争うように発展のために開発を繰り返していた。石炭を燃やし、石油を燃やし、その結果排出した多量のCO2。環境への考え無しに繰り返されたその行動のツケは今我々に地球温暖化という形で降り掛かっている。過去の人々を避難するつもりはないが、過去の人々が残したこの負の遺産の尻拭いを我々はしなくてはならなくなった。だが、発展途上国側からすれば、貴様ら先進国が勝手にやったのに、その尻拭いに付き合わされるのなんて勘弁だ。そんな事されたら俺らはいつまでたっても貴様らに追いつけないではないか。という声が出ることも容易に想像が着くだろう。これらの対立の折り合いを上手くつけて、環境問題へと我々はどのように立ち向かっていけば良いだろうか?
それら世界の問題を解決する為に17個の目標を作成して世界に示し、どうにかしようと声を上げた人々がいた。その目標こそがSDGsである。声を上げられたからには、我々は地球人として、それに答えるべきであると私は思う。今、世界ではこれら計17個の目標に対し国ぐるみ、企業ぐるみ、有志ぐるみで活動を続けていて、段々とその姿が無知なる一般市民に見えるようになってきた。
その上で、私ができることは「試行錯誤すること」であると述べよう。先に言っておくが、私は無力そのものだ。この問題に対し、直接的な解決方法を提示できるわけでも、画期的なアイデアを提供出来るわけでもない。しかし、私は「試行錯誤すること」の強さを知っている。私が中学一年生の頃、私の中学ははっきり言って治安が悪かった。生徒は先生の事を舐めて授業は聞かないし、挨拶すら交わされない有様だった。しかし、私の所属していた風紀委員会はそれを良しとせず、委員会内で様々なアイデアを出し合い、実行に移した。挨拶を促すポスターの作成、朝の風紀委員の遅刻チェックなどなど、失敗した案も沢山あったが、それこそ学校をより良くするために「試行錯誤」したのだ。この活動を始めて半年くらい経った頃、驚く事が起こった。この活動を見た人が 1人、また1人と一緒になって活動してくれるようになったのだ。1年もたった頃にはクラスの4分の1もの人々が手を貸してくれるようになっていた。結果、私が卒業する頃、私の中学校は周りの中学と比べても遜色がない程度には挨拶が交わされ、授業がちゃんと進行する学校になる事ができた。
この話と世界の問題の話では規模が全然違うし、同じようには行かないだろうと私も思う。しかし、同じ所がひとつも無いとは言えないと私は信じている。だからこそ、私はこれから周りにSDGsの事を広めて、日頃からエネルギーの節約をできる所は節約をして、もっともっと貢献出来ることは何かを考えて試行錯誤して行こうと思う。きっと、そうしている私の姿を見て、広めている私の言葉を聞いて、一緒にやってくれる、手を貸してくれる「仲間」が現れるはずだから。その輪はやがて私の中学校のように世界に広がり、世界そのものを変える力があるのだから。これが私の出来ることだ。
普通
留学に行くはずだったのにいけなくなった
いい経験になった!
海外ボランティアや海外留学に行って経験を積みたかったのにコロナのせいで出来なかった。
これなら安いし、本当は現地に行って色々やりたかったけど、とりあえず今回はその練習的な意味でもやろうかなと思った
LIVEボランティアを通じて海外の人達と触れ合えて良い経験になったし、SDGsを通して世界の事、日本の事を考える良いきっかけになった。
どんどんSDGsを広めていきたい
留学する時の勇気にする
頑張れ!多分海外超行きたくなるよ!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
頑張ってください!